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Skype for Asterisk

5,713 バイト追加, 2017年11月18日 (土) 17:51
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{{Template:書きかけ}}
残念ながら新規にはもう販売されず終了です。<br>
<br>
Skype for Asterisk(SFA)<br>
Digium純正のAsterisk用Skypeチャネル。<br>
既存のSkypeアカウントがあればBCPに登録することができます。<br>
===chan_skype.conf===
ソースを展開したディレクトリに chan_skype.conf.sample というファイルがありますので、これを編集するか、以下を参照して設定ファイルを作ってください。<br>
'''[general]'''セクション
[general]
*disable_tcpauto
:デフォルトはnoに設定されています。デフォルトの設定では、Skypeエンジンは「適当な空いている」ポートを自動的に使います。サーバ機などで明示的にポートを指定したり、ファイアウォールでポートを特定する場合にはbind_portを指定し、このdisable_tcpautoをyesに指定します。
'''[ユーザ]'''セクション<br>
Skypeログイン名に対応するセクションを作成します。
[Skypeログイン名]
secret=パスワード
context=skype-in
exten=s
disallow=all
allow=ulaw,g729
direction=both
auth_policy=accept
buddy_autoadd=buddies,hints
buddy_presence=yes
*[]セクション
:Skypeのログイン名を指定します。
*secret
:Skypeのログインパスワードを指定します。
*context
:このセクションが使用するコンテキストを使用します。この例ではskype-inとしています。
*exten
:コンテキスト内の着信extenを指定します。デフォルトはユーザ名です。
*disallow, allow
:他のチャネル同様に使用できるCODECを指定します。指定できるCODECはulaw,alaw,g729のいずれか、またはその組み合わせです。G.729 1チャネル分のライセンスはSFAに含まれています。
*direction
:このユーザが発信、着信、またはその両方が使用できるかを制限します。incoming, outgoing, both のいずれかを指定します。
*auth_policy
:相手を認証するポリシーを指定します。上の例では全て自動認証します。
:accept:Skype名 を指定すると、指定された相手は自動認証します。
*buddy_autoadd
:相手を自動追加するかどうかを指定します。デフォルトは no です。プレゼンス情報を用意に扱うために、ここにはbuddiesまたはhints、あるいはその両方を指定することができます。
*buddy_presence
:相手のプレゼンス情報の扱いを指定します。
 
===extensions.conf===
上記の例をもとにextensions.confの記述を簡単に説明します。
*着信
:上の例ではコンテキストをskype-in、extenを s としましたので、以下のように書きます。
[skype-in]
exten s,1,Dial(SIP/201)
このように記述すると、Skypeからの着信はSIP/201に接続されます。
*発信
Dial(Skype/自分側の名前@相手の名前)
自分側の名前は[ユーザ]のセクションで指定したSkype名です。相手は発信したいSkypeユーザの名前です。Asteriskは番号体系で動作していますが、Skypeは名前で動作してるため、これらの間のマッピングはextensions.conf内で行います。例えば
exten => 123456,1,Dials(Skype/my_name_of_skype@buddy_name_of_skype)
のように記述し、番号と名前を紐付けてダイヤルします。
exten => 123456,1,Dial(Skype/buddy_name_of_skype)
このように記述した場合には、.confで指定したデフォルトのユーザ名が発信元になります。
*番号に紐付けしないで発信
SIP電話機など、ダイヤルする際に例えば
peername@asterisk.mydomain.tld
のような形で発信できる、あるいは電話帳登録が出来る場合には、extenを次のように記述してしまいます。
exten => buddy_name_of_skype,1,Dials(Skype/my_name_of_skype@buddy_name_of_skype)
そうすると、名前を使って発信することができます。
*CID
デフォルトでは相手のSkype名が通知されます。このため、SIP電話機などでは
Skype名@AsteriskのIPアドレス
のような形で通知が行われるため、そのままではリダイヤルできません。<br>
リダイヤルしたい場合には、CALLERIDをセットして適切な番号に置換するか、あるいは名前での直接発信ができるようにextenを作っておきます。
==便利な使い方==
上記の『Skype名』による発着信を応用します。着信コンテキストをskype-in、extenを s とします。<br>
まず、着信コンテキストを次のように記述します。
[skype-in]
exten => s,1,Set(CALLERID(num)=SFA-${CALLERID(num)})
exten => s,n,Dial(SIP/201)
 
上記例では、Skypeから着信するとSIP/201を呼び出しますが、この際にCIDとしてプレフィクス、SFA-をつけて通知します。例えば takao.takahashi というSkype名から着信すると、SFA-takao.takahashi が通知されます。<br>
次にSkypeへの発信extenとして以下のように記述します。<br>
exten => _SFA-.,1,Dial(Skype/my_skype_name@${EXTEN:4})
数字による発信の場合と同じで、SFA-で始まる名前がダイヤルされると、このextenに飛んできます。SFA-の後ろは任意で、後ろの部分を相手のSkype名としてSkypeチャネルに対して発信します。相手と自分の設定にもよりますが、「誰からでも」着信できるようになっている場合には、この方法で発着信が行えますし、コールバックも行えます。<br>
NokiaのEシリーズの場合、電話帳にInternet Telephoneの登録ができますが、この登録には「名前」(URI)でも行えます。ですので、SFA-なんちゃら@Asterisサーバ、という形で登録しておけば電話帳からSkypeコンタクトに対してダイヤルすることも可能になります。<br>
上の例ではプレフィクスをSFA-としていますが、この部分を数字にしてもかまいません。<br>
<br>
Polycomの謎: Polycom IP450では着信履歴から発信すると、ちゃんと発信しますが手動ダイヤルでURL入力を行う場合には英小文字しか入らないのと、sip:が頭に付いていきます。なので、以下のようなhackをしてしまえばPolycomから直接、Skypeへダイヤルできます。
exten => sip:_sfa-.,1,Dial(Skype/my_skype_name@${EXTEN:8})
[[Category:Asterisk]]
[[Category:Skype]]

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