差分

移動先: 案内検索

Skinny Call Control Protocol

901 バイト除去, 2015年1月6日 (火) 12:30
SCCPに関する資料(外部リンク)
[[Category:Cisco]]
[[Category:CallManager]]
Skinny Client Control Protocol(以下SCCPと略)は、Selsius社が開発した端末制御プロトコルである。<BR>
==概要==
[[画像:SkinnyImage.jpg|thumb|300px|Skinnyプロトコルイメージ]]
=Skinny Call Control Protocol(以下SCCPと略)は、Selsius社が開発した端末制御プロトコルである。<BR>SIPやIAX等の仕様が公開されているプロトコルではなく、[http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/proprietary.html プロプライエタリ](仕様非公開)なプロトコルになっている。<BR><BR>元々の正式名称はSkinny '''Client''' Control Protocolだったが、Skinny '''Call''' Control Protocolに変更された。<BR>SCCPまたはskinnyと呼ばれる事が多い。 ==経緯===
シスコシステムズがSCCPの技術を入手したのは、Selsius社を買収した1998年であり、この年以降はシスコシステムズがプロトコルの定義および管理を行っている。<BR>
シスコ製IP電話機がCallManagerにレジストする際のデフォルトデバイスフォーマット名がシスコ製IP電話機がCallManagerにレジストする際の設定ファイル名<BR>[[Cisco/SEP.cnf.xml|"SEP<MACアドレス>.cnf.xml"]]になっているところに、にSelsius社のIP電話機の名残りが残っている。<BR>Selsius社のIP電話機の名残りが残っている。(SEP・・・Selsius Ethernet Phoneの略)===特徴===
SkinnyクライアントとCisco CallManager間でメッセージをやりとりするために使用されている。<BR>
SCCPは、Cisco CallManagerがSkinnyと効率的にメッセージをやりとりできるようにしたstimulus-based(クライアントからの要求に応じてサーバーから指示が与えられる)軽量なプロトコルであり、CPUやメモリーの制約が厳しいIP電話機や、ハードウェアエンドポイント、組込み型システムのための通信プロトコルとして設計されている。
Cisco CallManagerは、H.323やSIP、ISDNのほかMGCPなどの呼制御情報をやりとりする際のシグナリングプロキシサーバーとしての役割を持っており、<BR>
Cisco CallManagerとSkinnyクライアントが効率的にメッセージをやりとりできるようにした、軽量のプロトコルになっている。SkinnyクライアントとSIP、H.323端末間ではRTPが使われている。<BR>
SkinnyクライアントはTCP/IP(Port2000番が多い)を使用している。<BR>一台の(あるいはクラスタ化された複数台の)CallManagerと通信を行う。なお、SkinnyクライアントとSIP、H.323端末間ではRTPが使われている。
===クライアント===skinnyクライアントとしては、Cisco 7900シリーズのCisco 7900系電話機、802.11b無線規格に対応したCisco 7920のほかに、Cisco Unity ボイスメールサーバーなどがある。SkinnyクライアントはTCP/IP(Port2000番が多い)を使用しており、一台の(あるいはクラスタ化された)CallManagerと通信を行う。
==実装状況=====ハードウェア===skinnyクライアントとしては、[[Cisco/IP_Phones|Cisco 7900系電話機]]、802.11b無線規格に対応したCisco 7920のほかに、Cisco Unity ボイスメールサーバーなどがある。 なお、日本国内限定となるが、鳥取三洋電機のIP電話機 [[IPP-3000]]も、SCCPをシグナリングプロトコルとして使用している。===ゲートウェイ、PBXへの実装===シンボルテクノロジー(現モトローラ)とSocketIPがVoIP端末(IP電話機)とメディとSocketIPが、IP電話機とメディ
アゲートウェイコントローラー(ソフトスイッチ)にSCCPを実装しており、<BR>
オープンソースでの実装としてはAsteriskがSCCP/Skinnyを実装している。オープンソースでの実装としては、AsteriskがSCCPを実装している。
(chan_skinny/chan_sccpのこと。後述)
===ソフトフォン===
[http://www.ipblue.com/ IPBlue]の開発したソフトフォン[http://www.ipblue.com/products_vtgo_lite.asp VTGO for PC]はSCCPをシグナリング
プロトコルとして使用しており、Cisco CallManagerサーバーからはCisco 7900シリーズの電話機として認識される。(7905~7971Gまで、ソフトフォン側で設定できる)
シスコはさらにSkinny対応ソフトフォンの新バージョンとして、Cisco Unified Personal CommunicatorというSIP標準のソフトフォンを発表している。<BR>
以前、CiscoはCisco IP Softphoneというソフトフォン(JTAPI/CTIバージョン)を出していた。
なお、日本国内限定となるが、鳥取三洋電機の[[IPP-3000]]も、SCCPをシグナリングプロトコルとして使用している。 ==AsteriskとSCCPAsteriskへの実装について==Cisco SCCP対応ドライバとして、chan_skinnyが用意されているほか、サードパーティドライバとしてchan_sccpが公開されている。<BR>O'REILLY刊のAsterisk本(ヒトデ本)にも<BR>「Cisco電話機を使うなら、skinnyよりSIPを利用することをお勧めする」と書いてある。CiscoのIP PhoneをAsteriskに繋げるなら、SIP対応のファームウェアを使った方が良い。 ==サードパーティSCCPドライバ==複数のドライバが開発されている。AsteriskにはCisco SCCP対応ドライバとしてchan_skinnyがインストールされているが、<BR>サードパーティドライバ[http://sourceforge.net/projects/chan-sccp-b/ Chan-SCCP channel driver for Asterisk(SourceForge)]<BR>[http://chan-sccp.berlios.de/ Asterisk Chan_Sccp Project]<BR>[http://crazygreek.co.uk/content/chan_sccp Theo Zourzouvillys (aka Zozo)]<BR>[http://sourceforge.net/projects/chan-sccp/ Asterisk SCCP channel driver(SourceForge)] (長い間更新されていない)<BR>==Chan_sccpドライバのインストール==大抵は make make installでインストールできる(と書いてある)<BR>[[Cisco/chan-sccp Install|インストール方法]]のページを参照のこと。 ※chan_sccp_20090110(chan_sccp_b最新版)のコンパイル時、Asterisk1.4.22のライブラリにリンクすると、コケた。1.4.21.2でやり直したところ、無事完了。を別途インストールすることも出来る
==設定を変更する==
[[Cisco/sccp.conf|sccp.conf]]のページを参照のこと。
==SCCPに関する資料(外部リンク)==
;[http://www.voip-info.org/wiki/view/chan_sccp2 voip-info.org]:Asterisk+Ciscoの情報<BR>
;[http://en.wikipedia.org/wiki/Skinny_Client_Control_Protocol Skinny_Call_Control_Protocol Skinny Client Call Control Protocol] :SCCP(Skinny)プロトコルの解説Wikipedia<BR>;[http://www.chan-sccp.org CHAN SCCP official site]:Asterisk用SCCPチャネルドライバ"chan_sccp~のサイト
;[http://newsroom.cisco.com/dlls/fspnisapi6d14.html Cisco Systems to Acquire Selsius Systems, Inc. for $145 Million]:Selsius社買収のお知らせ(シスコシステムズ公式ページ)

案内メニュー

VoIp-Info.jp

HP Directplus -HP公式オンラインストア-