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Polycom プロビジョニング

4,273 バイト追加, 2011年8月21日 (日) 01:11
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Polycomのプロビジョニング方法<br>このページは新しいバージョン(UC3.x~)のファームウェアについて解説しています。<br>古い情報は[[Polycom プロビジョニング(旧版)]]にあります。<br><br>
==BootROM==
Polycomの電話機はBootROMと呼ばれる部分と、アプリケーションと呼ばれる部分のふたつのソフトウェア・コンポーネントで動作しています。BootROMもアプリケーションも、いずれもフラッシュメモリで電話機本体に書き込まれます。<br>
<br>
BootROMとアプリケーションのバージョンは関係します。アプリケーションのバージョンによっては必要となるBootROMのバージョンに制限がありますので、アップグレード時には注意します。<br>
<br>
電話機本体、BootROMとアプリケーションの関係はここを参照してください。<br>
http://downloads.polycom.com/voice/voip/sip_sw_releases_matrix.html
 
==ファームウェア・アップグレード==
Polycomはプロビジョニング/アップグレードにftp,tftp,http,httpsが使えます。どれが良いかは人それぞれ好みがあると思いますんで、自分で判断してください。<br>
一番簡単なのはたぶんhttpだと思います。内向きのWebサーバを立ち上げるだけなら、ディストリ付属のでもかまわないので上げてしまうだけですから。<br>
当たり前の話ですが外向きのWebサーバでやっちゃダメです!<br>
*ファームウェアを入手したらHTTPでアクセス可能な場所に置きます。例えば/var/www/htmlとか。
:ファームはここから入手できます。
:Save & Reboot を押して保存して再起動
以上で新しいファームウェアを落として書き込んで再起動します。現在のバージョンから新しいバージョンへの上がり方によっては何度か再起動を繰り返すことがあるので、途中で電源を切らないように注意してください。<br>
DHCPを使ってサーバ情報を渡す場合には次の項目を参照してください。DHCPを使ってサーバ情報を渡す場合には後の項目を参照してください。<br> ==プロビジョニングのシーケンスユーザ名とパスワード==プロビジョニングも同様にftp,tftp,http,httpdいずれかの方法で行えます。電話機側に手動でサーバ情報を設定する場合には、ファームウェアのアップグレードと同様に、BootROMのメニューからサーバ情報を設定します。FTP時などに使用されるユーザ名は PlcmSpIp で、パスワードも同じです。大文字小文字に注意してください。<br>このユーザ名とパスワードはBootROMメニューか、AdvancedのAdmin Settingsから変更できます。<br>なお、SoundPointはログをサーバに対して上げようとします。ftpの場合にはftpでアップロードしますが、http/httpsの場合にはHTTP PUTを行います。==設定ファイルの作り方==1から設定ファイルを自分で記述するのは、かなりめんどうなので、次の手順で作成します。<br>*プロビジョニングは以下のシーケンスで行われます。ftpサーバをセットアップします:Polycomの電話機がログインできるように。ftpでファイルのGETとPUTができればOK。# ファームウェアの更新チェック:ディレクトリへの書き込み権限の設定もお忘れなく。# *とりあえず電話機を立ち上げます*ブラウザか電話機のメニューで設定します。:ブラウザから入る場合には http://電話機のIPアドレス::デフォルトのユーザ名は Polycom、パスワードは 456 。*セットアップしたら電話機から設定情報をアップロードします:メニュー→設定→詳細設定→管理者設定→設定のアップロード::全部アップロードでかまわないでしょう。*アップロードを行うと、以下のようなファイルができます。:<MAC Address-ADDRESS>-upload-all.cfg*このファイルを以下の名前にリネームします。電話機ごとの設定ファイルはこの形にします。:<MAC-ADDRESS>_phone.cfg (マスタ設定ファイルここではアンダーバーにしていますが、後ろは任意です)# 000000000000:これをテンプレートにして他の電話機用を作ると楽です::'''注意:以前使われていた<MAC-ADDRESS>-phone.cfg (デフォルトのマスタ設定ファイルハイフン)の形式は使ってはいけません。'''::'''この形式の設定ファイルは各電話機のローカルな設定(リングトーンなど)を保存するために使われます。'''# phone1::'''ユーザがリングトーンを変更しただけでも、このファイルに書き込まれます。'''<br>*000000000000.cfg cfgファイルを編集します:各電話機ごとの設定ファイルの挙動を決めるのはこのファイル(上のふたつのファイルに書いてある場合マスター)です。:最低限以下の箇所を変更します# <APPLICATION APP_FILE_PATH="sip.ld" CONFIG_FILES="[MACADDRESS]_phone.cfg " MISC_FILES="" LOG_FILE_DIRECTORY="" OVERRIDES_DIRECTORY="" CONTACTS_DIRECTORY="" LICENSE_DIRECTORY="">:CONFIG_FILES=に、上で決めたように_phone.cfgを使う設定をします。[MACADDRESS]と書けば、実際のMACアドレスに置換されます。<br>*つまり・・・:電話機そのものの設定(マスタSIP設定ファイルSIPアカウントとか)は '''<MAC-ADDRESS>_phone.cfg''' ファイルを使います。# :電話機でユーザが変更可能なリングトーンなどの設定は '''<MAC Address-ADDRESS>-phone.cfg (電話機個別設定ファイル)''' ファイルを使います##もし上のファイルが存在しなければ 000000000000:この -phone.cfg ファイルはftpを設定してあると、設定を変更した時に書き込みに行くようです。 ==DHCPサーバ==DHCPサーバからプロビジョニングサーバを指定する場合、dhcpd.confに以下のように記述します。<br>(電話機共通設定ファイル当たり前ですが、そのままコピってはダメ)# subnet 192.168.100.0 netmask 255.255.255.0 { option broadcast-address 192.168.100.255; option routers 192.168.100.1; option time-offset 32400; option ntp-servers 192.168.100.1; option tftp-server-name "http://192.168.100.1"; range 192.168.100.10 192.168.100.50; }tftp-server-nameオプションでプロビジョンサーバのURIを指定できます。FTPを使う場合には <MAC Addressnowiki>-license"ftp://user:passwd@192.168.100.cfg 1"</nowiki> のように書くことができます。ユーザ名、パスワードが指定されていない場合にはデフォルトのもの(電話機個ライセンスファイルBootROMの設定)が使われます。<br>##もし上のファイルが存在しなければ 000000000000-license現在の(SIP 3.cfg 1系)挙動をみていると、DHCP時にはBootROMがまずDHCPリクエストでIPアドレスを取得し、アプリケーション(電話機共通設定ファイルSIP)が起動した時点で、再度IPアドレスを取得しようとDHCPリクエストを投げているようです。リース・ファイルの設定とリース時間を短くしすぎないように注意してください。==Asterisk httpを使う==# Asterisk 1.4からは組み込みのHTTPサーバが搭載されています。これを使うとHTTPをサポートする電話機に対しては、他にHTTPサーバ類を用意しなくとも電話機のプロビジョニングに使えます。<MAC Addressbr>-directoryまず以下の例のように /etc/asterisk/http.cfg (電話機個電話帳ファイル)conf を書いていたとします。<br> [general] enabled=yes enablestatic=yes##もし上のファイルが存在しなければ 000000000000-directory bindaddr=0.0.0.cfg (電話機共通設定ファイル)0 bindport=8088 prefix=asteriskこの場合、Asteriskは8088ポートで、全てのinetインタフェースでlistenして待ちます。<MAC addressbr>の部分は電話機のMACアドレスです。例えば 0004f21d9f83この際の実ディレクトリは /var/lib/asterisk/static-http/ がLinux上となり、ここにアクセスするURIは http://asteriskのIPアドレス:8088/asterisk/static/ となります。Polycomプロビジョニング用に /var/lib/asterisk/static-http/polycom というディレクトリを作り、ここに設定ファイル類を置いたとします。この際、dhcpdの設定では以下のようにします。 option tftp-server-phone.cfg のようなファイル名になります。name "http://asteriskのIPアドレス:8088/asterisk/static/polycom";これで、Asteriskだけを使ってプロビジョニングが行えます。

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