IPP-3000

IPP-3000
IPP-3000.JPG
メーカー 鳥取三洋電機
公式ページ なし
種類 IP電話
プロトコル SCCP
白系
実勢価格 \7000程度(中古)
PoE Cisco独自方式PoE
ACアダプタ 標準添付(48V)
ディスプレイ
LANポート あり(1ポート)
収容数 不明
コーデック G.711(ulaw,alaw),
デフォルトID
パスワード
IPアドレス DHCP取得
FWバージョン 不明
注意事項 特に無し

Cisco以外のメーカーが出した、SCCPを喋るIP電話機
CP-7960Gと同じ数のソフトキーとラインキーがある。
販売終了製品のため、入手は困難

目次

特徴

  • Cisco製の電話機に比べて一回り小さい
  • 着信メロディは自作できない。壁紙も作れない
  • 日本語処理はShift-JISを使用している模様

電源について

ACアダプタは、他のCisco IP電話機用のアダプタが流用できる。
Cisco電話機用の電源アダプタ
Cisco独自方式PoEに対応している。


CMEに繋げてみる

CMEからは、CP-7960Gとして認識される。

設定内容

Cisco1751-V#show running-config
Building configuration...

(略)
ephone  3
mac-address 0003.24FF.FFFF
type 7960
button  1:1

ephone

CME内部の通し番号。
システム構成によって異なるが、30台分まで登録できる。

設定例

ephone  3

mac-address

電話機のMACアドレスを登録する。

mac-address 0003.24FF.FFFF
MACアドレスが"00:03:24:FF:FF:FF"のIP電話を登録する。
普段目にするような書式とは違った書き方になるので注意。

設定例

mac-address 0003.24FF.FFFF

type

電話機の種類を登録する。
IPP-3000を利用するときは、7960(CP-7960G)と入力する。

設定例

type 7960

button

各ラインキーに内線番号を割り当てる。
なお、内線番号は、e-phone-dnにて、予め設定しておく必要がある。
IPP-3000はラインキーが6個あるので、上から順に1~6まで割り当てることができる。

設定例

button  1:1

パケットを追いかける

CDP

CallManagerに公式対応というだけあって、CDPをしゃべる。
Ciscoルーターから見たCDP情報は下記の通り

Router#show cdp entry SEP000324ffffff
-------------------------
Device ID: SEP0003241ffffff
Entry address(es):
  IP address: 192.168.0.75
Platform: IPP-3000 SANYO,  Capabilities: Host
Interface: FastEthernet2,  Port ID (outgoing port): Port-1
Holdtime : 156 sec

Version :
02.02.07

advertisement version: 2
Duplex: full
Power drawn: 6.300 Watts

DHCP

他のCisco電話機と同様に、DHCPサーバーからTFTPサーバーのアドレス
(この場合はDHCP Option150)を取得する。

TFTP

TFTPサーバーに対し、下記のファイルをリクエストしてくる。

IPP3000b.txt
電話機の設定を見る限りでは、ファームウェア情報と推測される。
sep000324ffffff.cnf.xml
他のCisco製電話機と同様、電話機の設定ファイルとなる。
書式などはSEP<MACアドレス>.cnf.xml参照のこと
なおファイル名は小文字なので注意すること。
XMLDefault.cnf.xml
SEP<MACアドレス>.cnf.xmlが無い時にリクエストされるファイル
sepdefault.cnf
SEP<MACアドレス>.cnf.xmlが無い時にリクエストされるファイルその2
用途不明

写真いろいろ

写真(正面)

LCDディスプレイの写真
日本向けのCisco電話機といったところ。
IPP-3000(Display).JPG

写真(背面)

背面の写真
Switch用ポートとPC用ポートがある
IPP-3000(Back).JPG