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FreePBX:5:トランク:ひかり電話(ホーム)

4,192 バイト追加, 2015年10月28日 (水) 10:31
Trunk
:'''パスワード''' : この端末のパスワードですが、ここでは例として'''pass1234'''と想定します。
<br>
着信番号の設定はFreePBXに着信させたい番号を設定しておきます。FreePBX側ではDIDによって着信ルートを変える機能があるのですが、ひかり電話ホームの場合にはこの機能は使えませんので、着信番号の指定はここで行ってください。要するにダイジェスト認証をやめてMACアドレスで認証するようにします。<br>着信番号の設定はFreePBXに着信させたい番号を設定しておきます。<br>FreePBX側でDIDによって着信ルートを変えない場合(キャッチオールさせる)場合には着信番号の設定はここで行います。<br>着信番号制御を使う場合には複数の番号をここで指定します。この場合にはダイヤルインの制御はFreePBX側で行えます。'''
==FreePBXの設定==
===Trunk===
*'''MenuBar -> Connectivity -> Trunks'''<br>
Add SIP Trunk で新しいトランクを設定します。<br>
設定項目は以下だけ設定すればかまいません。<br>
USER Contextは"hikari-in"など適当な名前を指定しておきます。<br>
Register Stringには以下を指定します。実際にはダイジェスト認証は行われないのですが、ユーザ名とパスワードを指定してREGISTERするようにしておきます。<br>
3@:pass1234@ひかり電話ルータのIPアドレス
以上の設定で、ひかり電話ホームがFreePBXのトランクとして使用できるようになります。
===着信設定===
====単純に着信させたい場合====*'''Menu Bar -> Connectivity -> Inbound Routes'''<br>
Add Incoming Routeで新しい着信ルートを設定します。FreePBXでは発信と着信は"別な"設定として定義されます。<br>
とりあえず以下の項目だけ設定できれば着信するようになります。<br>
(注意:事前に内線電話機の登録と設定を行っておいてください-> [[FreePBX:内線設定]])<br>
:'''Description''' : この経路の名前を指定します。hikari-inなど適当な名前を指定しておきます。
:'''DID Number''' : (要注意箇所) 通常はここには着信する番号(DID)を指定するのですが、ひかり電話ホームのルータの場合には着番号は落ちてこず、'''s'''エクステンションに落ちてくるため、ここには'''s'''を指定してください。<br>注:FreePBX 12以降と思われますが全てのDIDを受け付ける場合には's'を指定せず空白にしておけば全てキャッチします。<br>
あとはページの下の方にある'''Set Destination'''を設定します。ここでは左のプルダウンから'''Extensions'''を選択し、着信させたい内線番号を右のプルダウンから選んでおいてください。<br>
以上で、ひかり電話に着信があると内線電話機が鳴動するようになります。<br>この方法は一番簡単な方法で、カスタムのextenを書く必要もありませんが、もし他にも着番(DID)なしで着信してくるような回線を併用していると、着信経路が明確ではなくなってしまうため着信の経路制御がうまくいかなくなります。<br> ====DID制御(着番での宛先制御)====ひかり電話のホームの場合、ルータからはDIDは渡されず登録している内線に紐付けられている番号で着信するだけです。このため、ひかり電話のHGWを使って着番を制御を行うには少しトリックが必要です。<br>上記の単なる着信の場合と同じに設定すると大混乱を招きますので、併用してはいけません!<br><br>まずカスタムのコンテキストを作成します。FreePBXにssh等でログインして、extensions_custom.conf に以下のコンテキストを作成します。<br> [hgw-custom] exten => s,1,Set(DESTNUM=${SIP_HEADER(To)}) exten => s,n,NoOp(${DESTNUM}) exten => s,n,Set(DESTNUM=${DESTNUM:1:10}) exten => s,n,Goto(from-trunk,${DESTNUM},1)電話番号の桁数が異なる場合には 1:10 の部分を調整してください。1文字目から10文字の意味です。<br><br>次にトランクから着信でこのコンテキストを通します。<br>Trunkの設定を上記のものに加えて、context= を足します。<br> type=peer secret=pass1234 username=0003 fromuser=3 domain=ひかり電話ルータのIPアドレス fromdomain=ひかり電話ルータのIPアドレス host=ひかり電話ルータのIPアドレス insecure=port,invite dtmfmode=inband context=hgw-customこれでトランク(ひかり電話HGW)の着信からはhgw-customコンテキストを経由してから、トランクでの着信に制御が渡ります。<br>この際、DIDとしてSIPヘッダから取得した宛先の着番に変換されているので以下のように普通のインバウンドルートを設定します。<br>*'''Menu Bar -> Connectivity -> Inbound Routes'''<br>Add Incoming Routeで新しい着信ルートを設定します。FreePBXでは発信と着信は"別な"設定として定義されます。<br>とりあえず以下の項目だけ設定できれば着信するようになります。<br>(注意:事前に内線電話機の登録と設定を行っておいてください-> [[FreePBX:内線設定]])<br>:'''Description''' : この経路の名前を指定します。hikari-inなど適当な名前を指定しておきます。:'''DID Number''' : 自分の着信番号、0312345678 のように指定するだけです。'''もし以前にs着信(キャッチオール)の経路を作成していた場合には必ず削除しておいてください。''' 
===発信設定===
*'''Menu Bar -> Connectivity -> Outbaound Routes'''<br>
Add Routeで発信を定義します。以下の項目を設定します。なおここでは外線は0でダイヤルされるとそのまま外線発信されるものとします(プレフィクスなし0xxxxの番号は外線とみなす)。<br>
:'''Route Name''' : hikaridenwa とか適当な名前を設定します。
最後に'''Trunk Sequence for Matched Routes'''で、この経路の行き先、つまり、ひかり電話のトランクを指定します。<br>
これで、ひかり電話ホームを使って発信できるようになります。
==外線発信ができない場合==
内線電話機から外線発信ができない場合には内線電話機の使用するトランク設定が正しくない場合がありますので[[FreePBX:5:内線設定]]のページを参考に使用するトランクの設定を行ってください。
==注意==
FreePBXのデフォルト設定では以下の警告が出ます
WARNING[2121]: chan_sip.c:23527 handle_response_register: Got 423 Interval too brief for service 3@192.168.xxx.xxx, minimum is 3600 seconds
これはお馴染みのREGISTER時間の警告なので気になる場合にはSIPのグローバルセッティングを'''MenuBar -> Settings -> Asterisk SIP Settings'''で修正してください。
==HGWの内線を使いたい場合==
[[FreePBX:5:トランク:ひかり電話(ホーム):内線]]
 
==次のステップ==
[[FreePBX:5:184/186コール]]<br>
[[FreePBX:5:RingGroups]]<br>
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