「DAHDIインストール」の版間の差分

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(DAHDI+CentOS 5.2)
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  make config
 
  make config
 
  make install
 
  make install
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*設定ファイルの調整
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DAHDIの設定ファイルは /etc/dahdi に置かれます。ロードするモジュールを設定するには modules ファイルを編集します。例えばdahdi_dummyだけしか使用しないのであれば以下のようにdahdI_dummyを追加します。
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# Digium TE205P/TE207P/TE210P/TE212P: PCI dual-port T1/E1/J1
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# Digium TE405P/TE407P/TE410P/TE412P: PCI quad-port T1/E1/J1
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# Digium TE220: PCI-Express dual-port T1/E1/J1
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# Digium TE420: PCI-Express quad-port T1/E1/J1
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#wct4xxp                                            <-- Digiumのカードを使ってなければコメントアウト
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# Digium TE120P: PCI single-port T1/E1/J1
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# Digium TE121: PCI-Express single-port T1/E1/J1
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# Digium TE122: PCI single-port T1/E1/J1
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#wcte12xp                                          <-- 同様にコメントアウト
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~中略~
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# Digium TC400B: G729 / G723 Transcoding Engine
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#wctc4xxp
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# Xorcom Astribank Devices
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#xpp_usb
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# DAHDI Dummy                                      <--追加
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dahdi_dummy                                        <--追加
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dahdi_dummyはその名の通り、ztdummy同様にタイミングだけを生成するモジュールです。Digiumのカード類などのハードウェアを実装していなければ、このdahdi_dummyだけロードすればよく、他のモジュールはロードする必要はありません。<br>
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なお、DAHDIのスタート時に、ハードが実装されていなければ自動的にdahdi_dummyがロードされますが、ここでは明示的に設定しています。<br>

2009年2月3日 (火) 16:43時点における版

DAHDIのインストール手順
Asterisk 1.4の現在バージョンではZaptel,DHADIいずれも使用可能。1.6からはDAHDIのみ使用可能。

DAHDI+CentOS 5.2

CentOS 5.2の基本インストールはサーバインストールの場合です。
インストール終了後は yum update でシステムを更新しておいてください。

  • 追加パッケージ

以下のパッケージをCentOSに追加します。

yum install gcc gcc+c++ kernel-devel ncurses-devel
  • DAHDIの入手と展開

DAHDIは http://downloads.digium.com/pub/telephony/dahdi-linux/ からダウンロードできます。

wget http://downloads.digium.com/pub/telephony/dahdi-linux/dahdi-linux-2.1.0.3.tar.gz
tar zxvf dahdi-linux-2.1.0.3.tar.gz
cd dahdi-linux-2.1.0.3
  • DAHDIのコンパイルとインストール

パッケージが揃っていればmakeするだけです。
make install中にDigiumボードのファームウェアをダウンロードしますのでネットワーク接続が必要です。

make
make install
  • DAHDI Toolsの入手と展開

Zptelでは同梱されていましたが、DHADIからはドライバそのものとToolsに分けて配布されています。
dahdi-toolsは http://downloads.digium.com/pub/telephony/dahdi-tools/ からダウンロードできます。

wget http://downloads.digium.com/pub/telephony/dahdi-tools/dahdi-tools-2.1.0.2.tar.gz
tar zxvf dahdi-tools-2.1.0.2.tar.gz
cd dahdi-tools-2.1.0.2.tar.gz
  • DAHDI Toolsのコンパイルとインストール

configure,makeを行います。なお、make menuselectも使用できます。

./configure
make

コンパイルが完了したらmake installとconfigを行っておきます。

make config
make install
  • 設定ファイルの調整

DAHDIの設定ファイルは /etc/dahdi に置かれます。ロードするモジュールを設定するには modules ファイルを編集します。例えばdahdi_dummyだけしか使用しないのであれば以下のようにdahdI_dummyを追加します。

# Digium TE205P/TE207P/TE210P/TE212P: PCI dual-port T1/E1/J1
# Digium TE405P/TE407P/TE410P/TE412P: PCI quad-port T1/E1/J1
# Digium TE220: PCI-Express dual-port T1/E1/J1
# Digium TE420: PCI-Express quad-port T1/E1/J1
#wct4xxp                                             <-- Digiumのカードを使ってなければコメントアウト

# Digium TE120P: PCI single-port T1/E1/J1
# Digium TE121: PCI-Express single-port T1/E1/J1
# Digium TE122: PCI single-port T1/E1/J1
#wcte12xp                                           <-- 同様にコメントアウト
~中略~
# Digium TC400B: G729 / G723 Transcoding Engine
#wctc4xxp

# Xorcom Astribank Devices
#xpp_usb

# DAHDI Dummy                                       <--追加
dahdi_dummy                                         <--追加

dahdi_dummyはその名の通り、ztdummy同様にタイミングだけを生成するモジュールです。Digiumのカード類などのハードウェアを実装していなければ、このdahdi_dummyだけロードすればよく、他のモジュールはロードする必要はありません。
なお、DAHDIのスタート時に、ハードが実装されていなければ自動的にdahdi_dummyがロードされますが、ここでは明示的に設定しています。