匿名

差分

DAHDIインストール

1,538 バイト追加, 2017年11月18日 (土) 17:51
DAHDIインストール」を保護しました ([編集=管理者のみ許可] (無期限) [移動=管理者のみ許可] (無期限))
===追加パッケージ===
以下のパッケージをCentOSに追加します。すでに追加してある場合には必要ありません。<br>
# yum install gcc gcc+-c++ kernel-devel ncurses-devel
===DAHDIの入手と展開===
# make install
===設定ファイルの調整===
DAHDIの設定ファイルは /etc/dahdi に置かれます。ロードするモジュールを設定するには modules ファイルを編集します。例えばdahdi_dummyだけしか使用しないのであれば以下のようにdahdI_dummyを追加します。ファイルを編集します。例えばdahdi_dummyだけしか使用しないのであれば以下のようにdahdi_dummyを追加します。
# Digium TE205P/TE207P/TE210P/TE212P: PCI dual-port T1/E1/J1
# Digium TE405P/TE407P/TE410P/TE412P: PCI quad-port T1/E1/J1
dahdi_dummyはその名の通り、ztdummy同様にタイミングだけを生成するモジュールです。Digiumのカード類などのハードウェアを実装していなければ、このdahdi_dummyだけロードすればよく、他のモジュールはロードする必要はありません。<br>
なお、DAHDIのスタート時に、ハードが実装されていなければ自動的にdahdi_dummyがロードされますが、ここでは明示的に設定しています。<br>
 
===ロードのテスト===
インストール、設定が完了したら起動してテストしてみます。<br>
dahdichannameオプションはasterisk.confの[options]セクションに記述します。上記の結果からわかるように'''no'''が指定されている場合には、チャネル名が"Zap"にすり替えが行われます。このためDAHDIを使用していてもextensionsを書き換えず動かすことができます。<br>
ただしこのオプション指定はAsterisk 1.6では廃止されているようですので、Asterisk 1.6に移行する際にはextenのテクノロジ書き換えを忘れないようにしてください。<br>
==参考情報==
Digiumの回線インタフェース類を使用しない場合、DAHDIの回線インタフェース向けモジュールは必要ありません。Zaptel同様にdahdi_dummyのみあればMeetMeとIAXトランキングが動作します。このため不必要なモジュールをコンパイル/インストールせずにDAHDIを使う場合には以下のようにします。<br>
玄箱ではどのみちdahdi_dummyしか使えないので、余計なものをコンパイル&インストールするのは無駄です。必要なものだけをコンパイルするには以下のように行います。<br>
<br>
linux/drivers/dahdi/Kbuild を編集します。要らないものをコメントアウトします。<br>
obj-$(DAHDI_BUILD_ALL)$(CONFIG_DAHDI) += dahdi.o
obj-$(DAHDI_BUILD_ALL)$(CONFIG_DAHDI_DUMMY) += dahdi_dummy.o
#obj-$(DAHDI_BUILD_ALL)$(CONFIG_DAHDI_DYNAMIC) += dahdi_dynamic.o
#obj-$(DAHDI_BUILD_ALL)$(CONFIG_DAHDI_DYNAMIC_LOC) += dahdi_dynamic_loc.o
~略~
#obj-$(DAHDI_BUILD_ALL)$(CONFIG_DAHDI_TOR2) += tor2.o
#obj-$(DAHDI_BUILD_ALL)$(CONFIG_DAHDI_PCIRADIO) += pciradio.o
#obj-$(DAHDI_BUILD_ALL)$(CONFIG_DAHDI_XPP) += xpp/
obj-$(DAHDI_BUILD_ALL)$(CONFIG_DAHDI_ECHOCAN_JPAH) += dahdi_echocan_jpah.o
obj-$(DAHDI_BUILD_ALL)$(CONFIG_DAHDI_ECHOCAN_STEVE) += dahdi_echocan_sec.o
この状態でmake installすると最低限のモジュールだけでDAHDIを動かすことができます。