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Asterisk pjsip parameters

3,392 バイト追加, 2023年11月13日 (月) 10:33
TRANSPORT(res_pjsip)
Registerのセクションにはtransport-udpが指定されていますが、endpointのセクションにはtransportが指定されていません。<BR>
ですがtransportセクションとしてtransport-udpが定義されているので、省略時にはこれが用いられます。
==res_pjproject==
PjSIPの基本となるモジュール。それ自体の設定ファイルはpjproject.conf。チャネルドライバ(chan_pjsip)等の機能もres_pjprojectで提供されているが、SIPのエンドポイント設定等はpjsip.confファイルで行う。
===pjproject.conf===
pjprojectの共通設定ファイル。<br>
このファイルが存在しなくともchan_pjsip等は動作する。デフォルト値で通常動作は問題ないため。設定項目を変更したい、例えばAsteriskのログに出したいpjprojectのログレベルを変更したような場合にはこのファイルを使用する。
====[startup]====
type=startupの記述はあるがセクション名も"[startup]"とする必要がある。
{| border="1" cellspacing="0"
!項目名!!内容!!種類!!デフォルト!!記述例
|-
|cache_pools||pjprojectのメモリプールをキャッシュする||Bool||yes||-
|-
|log_level||内部のログレベル(0-6,default)||-||2||-
|-
|}
====[log_mappings]====
type=log_mappingsもセクション名を"[log_mappings]"とする必要がある。<br>
ログのレベルは次の通り<br>
- 0: 致命的なエラー<br>
- 1: エラー<br>
- 2: 警告<br>
- 3: 情報<br>
- 4: デバッグ<br>
- 5: トレース<br>
- 6: より詳細なトレース<br>
{| border="1" cellspacing="0"
!項目名!!内容!!種類!!デフォルト!!記述例
|-
|asterisk_error||Asterisk errorにマップするpjprojectのerror(カンマ区切り)||0~6||0,1||-
|-
|asterisk_warning||Asterisk warningにマップするpjprojectのerror(カンマ区切り)||0~6||2||-
|-
|asterisk_notice||Asterisk noticeにマップするpjprojectのerror(カンマ区切り)||0~6||-||-
|-
|asterisk_verbose||Asterisk verboseにマップするpjprojectのerror(カンマ区切り)||0~6||-||-
|-
|asterisk_debug||Asterisk debugにマップするpjprojectのerror(カンマ区切り)||0~6||3,4||-
|-
|asterisk_trace||Asterisk traceにマップするpjprojectのerror(カンマ区切り)||0~6||5,6||-
|-
|}
=各セクションのパラメータ(pjsip.conf)=
各セクションはtype=で区別されます。例えば[global]はセクション名ですが、type=globalを指定する必要があります。globalやsystemの設定はそのままセクションにglobal,systemと書くのが良いでしょう。<br>
エンドポイントやAOR等はそれぞれの名前を使いますので例えば次のようなケースは
[Alice]
type=endpoint
"Alice"という名前のエンドポイントのセクションという意味になります。<br>また [Alice] type==registrationは"Alice"が外に対してREGISTERするための情報のセクションという意味になります。<br><br><b>凡例==</b><br>
Custom:指定に制限のある文字列。CODEC指定等でulaw,alawとか決まったワードやフレーズしか指定できない、あるいは設定ファイル内のセクションを指定するものなど。数字指定でもCustomになっているものもあり。<br>
String:任意の文字列が指定できるもの。<br>
uint,double: 数値を指定するもの。カッコ内で単位が書いてあるものはその単位。<br>
Bool:yes/no指定しかできないかy/n指定しかできないもの。<br>
<br>参考にしている情報は<br>:https://docs.asterisk.org/Configuration/Channel-Drivers/SIP/Configuring-res_pjsip/ですが、CustomとStringの使い分けがいまひとつわかりません。<br>
==GLOBAL==
[grobal]<BR>
|max_forwards||SIPのMAXFORWARDERS値||uint||70||-
|-
|user_agent||SIPのUA名||文字列String||Asterisk PBX {Version}||-
|-
|default_outbound_endpoint||デフォルトで使用するエンドポイント(発信)||文字列String||-||-
|-
|keep_alive_interval||コネクション型で使用されるキープアライブ||数値(秒)uint||90||-
|-
|contact_expiration_check_interval||期限切れコンタクトを無効にするまでの時間||数値(秒)uint||30||-
|-
|disable_multi_domain||マルチドメインのサポートを無効化する||yes/noBool||no||-
|-
|endpoint_identifier_order||エンドポイントの判定順序||カンマ区切り文字列String||ip,<br>username,<br>anonymous,<br>header,<br>auth_username<br>(の順)||-
|-
|debug||デバッグ設定(nまたはIPアドレス)||文字列String||n||-
|-
|max_initial_qualify_time||起動から初期Qualify(全AOR)までの秒数||数値(秒)uint||4||-
|-
|regcontext||レジストしてくるエンドポイントにPriority 1のNoOpをエンドポイント名で作成するcontextを指定||文字列String||なし||-
|-
|default_voicemail_extension||AORで指定されていない場合にNOTIFYで使用されるボイスメールのexten||文字列String||なし||-
|-
|unidentified_request_count||あるIPアドレスからの未識別のリクエストを何回まで許容するか||数値(回数)uint||5||-
|-
|unidentified_request_period||未識別のリクエストを許容する間隔||数値(秒数)uint||5||-
|-
|unidentified_request_prune_interval||未識別のリクエストを隔離する間隔||数値uint||-||-
|-
|default_from_user||デフォルトのFromユーザ名||文字列String||asterisk||-
|-
|default_realm||デフォルトのrealm||文字列String||asterisk||-
|-
|mwi_tps_queue_high||-||数値uint||-||-
|-
|mwi_tps_queue_low||-||数値Int||-1||-
|-
|mwi_disable_initial_unsolicited||-||yes/noBool||-||-
|-
|ignore_uri_user_options||SIP URIのuser=を無視するかどうか||yes/noBool||-||-
|-
|send_contact_status_on_update_registration||デバイスがレジストを更新した際にAMIイベントを送出するかどうか||yes/noBool||no||-
|-
|taskprocessor_overload_trigge||タスクプロセッサの過負荷検出要因||Custom||global||注:指定できるのはglobal,pjsip_only,none||global||-
|-
|norefersub||norefersubを送出するかどうか||yes/noBool||yes||-
|-
|all_codecs_on_empty_reinvite||-||yes/noBool||no||-
|-
|allow_sending_180_after_183||183の後に180を送るかどうか||yes/noBool||no||-
|-
|}
==SYSTEM==
[system]<br>
type=system
{| border="1" cellspacing="0"
!項目名!!内容!!種類!!デフォルト!!記述例
|-
|timer_t1||T1タイマ値(ミリ秒)||数値(uint)||500||-
|-
|timer_b||タイマB値(ミリ秒||数値(uint)||32000||-
|-
|compact_headers||コンパクトヘッダを使用するかどうか||Bool||n||-
|-
|threadpool_initial_size||PjSIPスレッド・プールの初期数||数値(uint)||0||-
|-
|threadpool_auto_increment||必要になった際にスレッドを増加させる数||数値(uint)||5||-
|-
|threadpool_idle_timeout||使用されなくなったスレッドを破棄するまでの時間(秒)||数値(uint)||60||-
|-
|threadpool_max_size||PjSIPが使用するスレッドの最大数(0は無制限)||数値(uint)||0||-
|-
|disable_tcp_switch||UDPからTCPへの自動切り替えを禁止するかどうか||Bool||n||-
|accept_multiple_sdp_answers||-||Bool||no||-
|-
|disable_rport||rportを無効にするかどうか||yes/noBool||no||-
|-
|}
|}
==AOR(res_pjsip)==
type=aor
{| border="1" cellspacing="0"
|default_expiration||このAORを使用する動的コンタクトのexpire時間(秒)||uint||3600||-
|-
|mailboxes||指定されたメールボックスへのSubscribeを許可||文字列String||-||-
|-
|max_contacts||このAORに接続可能なコンタクト数||uint||0||-
|minimum_expiration||AORの最小キープアライブ時間(秒)||uint||60||-
|-
|outbound_proxy||OPTIONSを送出する際に使用するプロキシ||文字列String||-||-
|-
|qualify_frequency||Qualify間隔(秒)||uint||0||-
|remove_existing||既存のコンタクトを新しいもので上書きするかどうか||Bool||no||-
|-
|remove_unavailable||-||yes/noBool||no||-
|-
|support_path||REGISTERリクエストのPathサポートを有効にするかどうか||Bool||no||-
|}
==AUTH(res_pjsip)==
type=auth
{| border="1" cellspacing="0"
|auth_type||認証方式||Custom||userpass|| auth_type=userpass
|-
|md5_cred||認証に使用するMD5ハッシュ||文字列String||-||-
|-
|nonce_lifetime||認証のnonce寿命時間||uint||32||-
|-
|password||パスワード||文字列String||-||password=mypassword
|-
|realm||エンドポイントのSIPレルム||文字列String||-||-
|-
|username||ユーザ名||文字列String||-||username=myusername
|}
==CONTACT====DOMAIN_ALIAS(res_pjsip)==
type=domain_alias
{| border="1" cellspacing="0"
|}
==ENDPOINT(res_pjsip)==
type=endpoint
{| border="1" cellspacing="0"
|ice_support||NAT時にICEを使用するかどうか||Bool||no||-
|-
|identify_by||このエンドポイント識別に使用する情報をカンマ区切りれ列挙このエンドポイント識別に使用する情報をカンマ区切りで列挙||Custom||"username,ip"||-
|-
|redirect_method||リダイレクト時のメソッド||Custom||user||-
|trust_id_outbound||このエンドポイントの識別情報を送出する||Bool||no||-
|-
|use_ptime||エンドポイントのsリクエストのパケット化間隔||?Bool||no||-
|-
|use_avpf||このエンドポイントでAVPFを使う||Bool||no||-
|tos_video||ビデオストリームのDSCP TOSビット||Custom||0||-
|-
|cos_audio||オーディオストリームの優先度||Uintuint||0||-
|-
|cos_video||ビデオストリームの優先度||Uintuint||0||-
|-
|allow_subscribe||エンドポイントのsubscribeを許可||Bool||yes||-
|-
|sub_min_expiry||subscribeの最短寿命時間||Uintuint||0||-
|-
|from_user||このエンドポイントに使用されるFromヘッダのユーザ名||Custom||-||-
|srtp_tag_32||80バイトではなく32バイトタグを使うかどうか||Bool||no||-
|-
|set_var||チャンネルが生成された際に設定するチャネル変数.<br>複数のset_varを列挙することで複数の変数を設定できる||Custom||-||-
|-
|rtp_keepalive||RTPが流れていない場合にコンフォートノイズのRTPを流す間隔||uint||0||-
|notify_early_inuse_ringing||dialog-infoのearlyでINUSEとRINGINGを通知||Bool||no||-
|-
|max_audio_streams||オーディオストリームの最大値||Uintuint||1||-
|-
|max_video_streams||ビデオストリームの最大値||Uintuint||1||-
|-
|webrtc||"yes'に設定すると以下の値を設定する.<br>media_encryptions=dtls.dtls_verify=fingerprint,<br>dtls_setup=actpass.dtls_cert_fileとdtls_ca_fileは明示指定する必要あり."||Bool||no||-
|-
|incoming_mwi_mailbox||入りのMWI NOTIFYのメールボックス名||String||-||-
!項目名!!内容!!種類!!デフォルト!!記述例
|-
|endpoint||識別するエンドポイント名||文字列String||-||
|-
|match||一致させるIPアドレスまたはネットワーク||Custom||-||match = 192.168.100.1
|-
|match_header||一致させるヘッダ/値のペア||文字列String||-||match_header = SIPHeader: 値
|-
|srv_lookups||ホスト名解決にSRV参照を使用するかどうか||Bool||yes||
|auth_rejection_permanent||認証失敗時に恒久的失敗として扱う||Bool||yes||
|-
|client_uri||アウトバウンドレジスト時に使用するクライアントのSIP URI||文字列String||-||
|-
|contact_usercontact_header_params||リクエスト内のコンタクトユーザContactヘッダに入れるパラメータ||文字列String||-||-
|-
|contact_user||リクエスト内のコンタクトユーザ||String||-|||-|endpoint||着信時に使用するエンドポイント||文字列String||-||line=yes時にしか使えないので注意
|-
|expiration||レジスタのExpire時間||uint||3600||expiration=3600
|-
|line||着信時のcontactにlineを付加するかどうか||Bool||no||
|-
|max_random_initial_delay||初期REGISTERでランダムに遅延させる最大の秒数||uint||10||-
|-
|max_retries||レジスタ試行回数||uint||10||
|-
|server_uri||レジスタ先のサーバURI||文字列String||-||
|-
|outbound_auth||このレジスタの認証情報||文字列Custom||-||outbound_auth=セクション名
|-
|outbound_proxy||レジスタ先のアウトバウンドproxyのFull SIP URI||文字列String||-||-
|-
|retry_interval||レジスタ失敗時の再試行間隔(秒)||uint||60||-|-|security_mechanisms||サポートされるセキュリティメカニズムのリスト||Custom||no||-|-|security_negotiation||セキュリティネゴシエーションで使用するメカニズム||Custom||no||注:現在のところmediasecのみ指定可能|-|server_uri||レジストするサーバのSIP URI||String||-||-|-|support_outbound||SIP Outbound Support(RFC5626)のアドバタイズを有効にするかどうか||Bool||no||-
|-
|support_path||レジスタ時のPATHサポートの有効無効||Bool||no||
|-
|transport||このReg.が使用するトランスポート||文字列String||-||trabsport=セクション名
|}
==TRANSPORT(res_pjsip)==
type=transport<BR>
'''注意:'''transportの設定変更は通常、res_pjsip.soモジュールのリロードでは反映されません。Asteriskを再起動する必要があります。res_pjsipのリロードでtransportもリロードするにはallow_reload = yesを設定する必要があります。
||bind||このトランスポートがbindするアドレスとポート||Custom||-||bind=0.0.0.0:5070
|-
||ca_list_file||読み込む認証証書のリストが入っているファイル(TLSのみWSSは非対象)||文字列Custom||-||-
|-
|ca_list_path||読み込む認証証書のリストが入っているファイルへのパス(TLSのみWSSは非対象)||文字列Custom||-||-
|-
|cert_file||エンドポイントの認証証書(TLSのみWSSは非対象)||文字列Custom||-||-
|-
|cipher||優先する暗号化方式(TLSのみWSSは非対象)||文字列Custom||-||-
|-
|cos||COS値||uint||0||-
|-
|domain||"入り"方向のドメイン||文字列String||-||-
|-
|external_media_address||RTPを扱う際の外部IPアドレス||文字列String||-||-
|-
|external_signaling_address||SIPを扱う際の外部IPアドレス||文字列String||-||-
|-
|external_signaling_port||SIPの外部ポート番号||uint||0||-
|method||SSLトランスポートのメソッド||Custom||-||-
|-
|password||トランスポートに必要とされるパスワード||文字列String||-||-
|-
|priv_key_file||プライベートキーファイル(TLSのみWSSは非対象)||Custom||-||-
|symmetric_transport||入出力双方で同じトランポートを使用するかどうか||Bool||no||-
|-
|tos||TOS値||Custom||0||-||-
|-
|verify_client||クライアント認証証書の確認が必要(TLSのみWSSは非対象)||Custom||-||-
|verify_server||サーバ認証証書の確認が必要(TLSのみWSSは非対象)||Custom||-||-
|-
|websocket_write_timeout||WebSocket接続のタイムアウト(ミリ秒)||int||100||-||-}
|}==CONTACT(res_pjsip)==CONTACTオブジェクトはSIP URI等を含むもので内部で自動生成されます(pjsip show contacts)。<br>入り側(Asteriskに対しての)REGISTERでAORの情報に基づき生成されますが、固定ピアの場合にはAORの生成時にCONTACTも生成されます(contact=)。<br>自動生成されるオブジェクトのため手動で設定するものはありません。
=res_pjsip_config_wizard=
ファイル: pjsip_wizard.conf<br>
*[[Asterisk_pjsip#Wizard]]

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