Asterisk NAT

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2008年6月23日 (月) 23:36時点におけるTakahashi (トーク | 投稿記録)による版 (AsteriskサーバがNAT背後)
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Asteriskサーバがグローバル、端末がNAT背後

Asteriskサーバ側がグローバルIPアドレスを持ち、それにアクセスする端末側がNAT背後にある場合の対応は比較的簡単です。
sip.confの各セクションに次のように記述します。

[201]
type=friend
username=201
secret=*****
context=default
host=dynamic
canreinvite=no
callgroup=1
pickupgroup=1
dtmfmode=rfc2833
disallow=all
allow=ulaw
qualify=1000
nat=yes

nat=yesを記述します。また相手(端末側)のNATテーブルをキープするためにqualify=1000(単位はミリ秒)を記述しておくと良いでしょう。遅延の大きい端末相手ならば2000あたりに設定します。
この方法でフリースポットやM-Zoneなどのホットスポット系から使用できることを確認しています。

AsteriskサーバがNAT背後

この場合は、かなりやっかいです。接続ないしRegisterする相手側がAsteriskの場合で、グローバルIPアドレスを持つ場合には相手にnat=yesを記述してもらえれば解決しますが、そうでない場合には対向先の状況にかなり依存するようです。

対応1

sip.confのgeneralセクションに以下のように記述してみます。

externip=xxx.xxx.xxx.xxx
externhost=sip.hogehoge.net
localnet=192.168.0.0/255.255.0.0

外側のIPアドレスが不明な場合にはDDNS(Dynamic DNS)サービスを利用するなどしてextenhost=を記述します。
ルータのNATを調整し、SIP(5060/UDP)とRTP(デフォルトでは10000~20000/UDP)をAsteriskサーバのローカルIPアドレスに向けます。
ただし、これらの対処を行ってもRegisterできないITSPがあります。