「Asterisk Manager Interface」の版間の差分

提供: VoIP-Info.jp
移動先: 案内検索
(128.177.27.59 (会話) による編集を 211.126.197.8 による版へと差し戻しました。)
(「Asterisk Manager Interface」を保護しました ([編集=管理者のみ許可] (無期限) [移動=管理者のみ許可] (無期限)))
 
(2人の利用者による、間の2版が非表示)
(相違点なし)

2017年11月18日 (土) 17:50時点における最新版

Asteriskの管理用インタフェース。
TCPのテキストベース・プロトコル。

設定ファイル

manager.confで設定を行う。

[general]
enabled = yes                               <--使用の可否
port = 5038                                 <--ポート番号
bindaddr = 192.168.1.1 127.0.0.1            <--AMIがlistenするアドレス

[mark]                                      <--各"マネージャ"定義
secret = mysecret                           <--パスワード
deny=0.0.0.0/0.0.0.0                        <--ACL.拒否するアドレス
permit=209.16.236.73/255.255.255.0          <--ACL.許可するアドレス
read = system,call,log,verbose,command,agent,user  <--使用を許す処理
write = system,call,log,verbose,command,agent,user

使用方法

テキストベースのためtelnet等で使用することができる。行末は<CR><LF>で終端する。

マネージャログイン

まず最初に"マネージャ"としてログインする。マネージャ名をmark、パスワードをmysecretとすると以下のようにしてログイン処理が行える。太字部分が入力。

telnet localhost 5038
Trying 127.0.0.1...
Connected to localhost (127.0.0.1).
Escape character is '^]'.
Asterisk Call Manager/1.0
Action: Login<CR><LF>
Username: mark<CR><LF>
Secret: mysecret'<CR><LF>
<CR><LF>                            <--パラメータの入力が終わったら空行を送る
Response: Success                   <--レスポンスが返る
Message: Authentication accepted

ログイン処理が完了するとイベント通知メッセージ等がぱらぱらと表示される。

Event: PeerStatus
Privilege: system,all
Peer: SIP/phone-2
PeerStatus: Registered

たとえば上記のようにピアがレジストしたことを示すイベントメッセージ等が出る。
このイベント通知を止めたければ以下のようにしてイベントをOFFする。

Action: Events<CR><LF>
Eventmask : Off<CR><LF>
<CR><LF>
Response: Events Off

発信処理

内線番号7000とSIP電話機、SIP/201を繋ぐ例。

Action: Originate<CR><LF>
Channel: SIP/201<CR><LF>
Context: default<CR><LF>
Exten: 7000<CR><LF>
Priority: 1<CR><LF>
<CR><LF>

この例ではSIP/201の電話機をextenの7000、プライオリティ1と繋ぐ(exten => 7000,1,...)。この際のextenのコンテキストは default。

ログオフ

マネージャからログオフする。

Action: Logoff<CR><LF>
<CR><LF>