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Asterisk 11

6,949 バイト追加, 2014年12月7日 (日) 11:50
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Asterisk 11.0.0が2012年10月25日(現地時間)リリースされました。<br>
1.8系に続くLTSです。8系に続くLTSです。なお、Asterisk 10よりバージョン名の命名基準が変わっています。これまでのメジャーリリースは、1.2,1.4,1.6,1.8のようにドット下が偶数でしたが、今後は10,11,12のようになります。<br>
:http://downloads.asterisk.org/pub/telephony/asterisk/ChangeLog-11-current
:メンテナンス終了は2016年10月
:セキュリティフィックス提供終了は2017年10月
==概要==
Asterisk 11は最新のAsteriskのメジャーリリースで、Asterisk 1.8同様にLTS(Long Term Support:通常4年)になります。Asterisk 11のEOLは2017年10月が予定されています。<br>
:https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+Versions
Asterisk-addonsは1.8系からAsterisk本体に統合されています。<br>
==メモインストール方法==とりあえずページ作成。*注意これまではMeetMeを使用するためにDAHDIが使われていましたが、1.8からDAHDIを使用しない音声会議、Confbridgeが採用されているため、DAHDIは必ずしも必要ではありません。現在のところMeetMeがObsolateという情報はありませんが、今後の動向には注意しておいてください(→[[Asterisk App ConfBridge]])。===前提となるパッケージ類=== GCC、G++(GNU-C++)、OpenSSL、Ncurses、bison、カーネルソース(zaptel)、libxml2、SQLite3<br>CentOS 6.3 Basic Serverの場合、以下の手順でコンパイル環境を整えます。<br>開発環境系パッケージを一括インストールしておく。 yum groupinstall "Development Libraries" "Additional Development"パッケージを追加<br> yum install gcc gcc-c++ yum install libxml2 libxml2-devel openssl-devel ncurses-devel sqlite-devel newt-developenssl-develをインストールするとkrb5-devel,zlib-develも一緒に付いて来るので別途インストールの必要はありません。<br>Asteriskは現在のバージョンではBerkley DBではなくSQLite3をDBとして使用しますので、SQLite3と開発環境が必要です。<br>newt-develがないとmenuselectがフルスクリーンコントロールになりません。テキストベースになります。<br><br>'''注:Asterisk 11.5からuuid-develが必要です'''<br> yum install libuuid-devel uuid-devel<br>format_mp3など、一部のソースはAsteriskに含まれないため別途入手しますが、この際にSubversionが必要となりますので、Subversionも入れておきます。 yum install subversion Asteriskは10以降でMySQLサポートが"非常に"制限されています。このためCDRをMySQLで管理するような場合にはODBCが必要となるため、AsteriskのODBCサポート(res_odbc)を有効にする場合には以下も必要です。 yum install unixODBC unixODBC-devel mysql-connector-odbc yum install libtool-ltdl libtool-ltdl-devel <br>システムを最新の状態にアップデート yum updateカーネルが更新された場合にはリブートしておきます。<br>以上でインストール環境は整ったはずです。<br>事前にDAHDIをインストールするために環境を整えた場合にはgcc-c++とopenssl-develの追加だけでコンパイル可能になるはずです。 ===ソースの入手===Asterisk 11のソースは以下からダウンロードできます。 http://downloads.asterisk.org/pub/telephony/asterisk/展開するディレクトリはどこでもかまいませんが、ここでは/usr/src/とします。 # cd /usr/src # wget http://downloads.asterisk.org/pub/telephony/asterisk/asterisk-11.x.x.tar.gz入手したら展開しておきます。以降それぞれの作業は、それぞれの展開したサブディレクトリで行います。 # tar zxvf asterisk-11.x.x.tar.gz # cd asterisk-11.x.x ===Asteriskのコンパイルとインストール===基本的にconfigureしてmakeするだけです。 # ./configure # make # make install # make samples # make configこれで新規インストールは完了します。最後の make config で起動時に自動起動するようになります。<br>なおAsteriskでもmake menuselectがサポートされておりコンパイルするモジュールを選択したり組み込むモジュールを選択することができるようになっています。===MP3を使用する場合の注意===MP3関連(MoHなど)を使用する場合には、MP3系のソースはAsterisk本体に含まれていないため、コンパイル時にエラーになりますが、ソース入手のスクリプトが付属しています。 # ./contrib/scripts/get_mp3_source.shこれを実行すればMP3関連のモジュールがコンパイルできるようになります。 ==パッチ==*日本語対応:11.0.1まで対応。オートパッチかダウンロードで。:http://ftp.voip-info.jp/asterisk/patch/11.0.1/*RT-200NE系(ひかり電話ホーム)対応パッチ:http://ftp.voip-info.jp/asterisk/patch/local/11/channels/ ==起動できない場合の対処==<pre>/usr/sbin/asterisk: error while loading shared libraries: libasteriskssl.so.1: cannot open shared object file: No such file or directory</pre>このメッセージが出て起動できないのはAsterisk自体がシェアードライブラリを使うようになったためです。ldconfigを一発叩けば治ります。==SELinuxの無効化==SELinuxは"ちゃんと"使えば良い機能なのですが、どうしてもはやり面倒です。Asteriskを使用している場合で、バックグラウンドのAsteriskに接続できないケースは、このSELiunxが邪魔していることがあります。<br>そこでここではSELinuxを無効化する方法を解説します。<br>SELinuxが有効になっているかどうかを確認するには [root@pbx01 selinux]# getenforce PermissiveEnforcingとなっていれば有効で、Disabledならば無効です。Permissiveは有効ではあるものの、一時的に無効にされている状態でアクセス制限はかかりません。<br>一時的にアクセス制を無効にするには [root@pbx01 selinux]# setenforce 0を、実行します。<br>SELinux自体を無効にするには/etc/selinux/configファイルを編集し SELINUX=enforcing SELINUX=disabledに書き換えます。次回再起動時からSELinuxは無効になります。<!--「石川さんごめんなさい。」と心の中でつぶやいておきましょう--> ==CDR MySQLの移行==Asteriskは10.x.x以降はcdr_mysqlは'obsolate'扱いとなり今後サポートされません。このため、従来のようにCDRをMySQLで記録するためにはODBC経由でアクセスする必要がありますのでAsteriskのバージョンアップ時には注意してください。<br>[[Asterisk 11 ODBC]] ==T.38ゲートウェイ機能==Asterisk 10以降で正式サポートされました。<br>[[Asterisk 11 T.38ゲートウェイ]]==セキュリティ==Asterisk 11では名前付きACLがサポートされるようになりました。<br>[[Asterisk 11 名前付きACL]] ==11.5からの注意==Asterisk 11.5からuuidの開発パッケージが必要になりました。<br>これがないとres_rtp_asteriskがコンパイルされないため通話ができません。<br><br>debian系ではuuid-devをインストールしてください。RH系ではuuid-develです。

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