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Asterisk 1.8

1,923 バイト追加, 2012年2月5日 (日) 01:05
編集の要約なし
Asterisk 1.8は最新のAsteriskのメジャーリリースで、Asterisk 1.4同様にLTS(Long Term Support:通常4年)になります。Asterisk 1.8のEOLは2015年10月が予定されています。<br>
Asterisk 1.6系は2012年4月で終息(1.6.2系)するため今後、新しいバージョンのAsteriskを導入する場合には、1.6系ではなく1.8を検討してください。<br>
:httphttps://wwwwiki.asterisk.org/asteriskwiki/display/AST/Asterisk+VersionsAsterisk-addonsは1.8系からAsterisk本体に統合されています。<br>==注意点==以下のモジュールは廃止予定になっているので特に注意してください。<br>*アプリケーション:app_meetme -> app_confbridge:app_setcallerid -> func_callerid:app_dahdibarge -> app_chanspy:app_readfile -> FILE() in func_env*チャネル:chan_h323 -> chan_ooh323*CDR:cdr_sqlite -> sqlite3_custom*アドオン:app_mysql -> func_odbc:app_saycountpl -> say.conf:cdr_mysql -versions> cdr_adaptive_odbc特にMySQL関係(app_mysqlやcdr_mysql)は影響が大きいので注意して下さい。
==インストール方法==
Asterisk 1.6ではZaptelは廃止されました。まず最初にDAHDIをインストールしてください→まず最初にDAHDIをインストールしてください→[[DAHDIインストール]]<br>
===前提となるパッケージ類===
GCC、G++(GNU-C++)、OpenSSL、Ncurses、bison、カーネルソース(zaptel)、libxml2<br>CentOS 5.2 5 サーバインストールの場合、以下のパッケージ追加でコンパイル可能でした。<br>
パッケージを追加<br>
yum install gcc gcc-c++ kernel-devel ncurses-devel openssl-devel libxml2-devel
openssl-develをインストールするとkrb5-devel,zlib-develも一緒に付いて来るので別途インストールの必要はありません。<br>
format_mp3など、一部のソースはAsteriskに含まれないため別途入手しますが、この際にSubversionが必要となりますので、Subversionも入れておきます。
yum install subversion
システムを最新の状態にアップデート
yum update
以上でインストール環境は整ったはずです。<br>
事前にDAHDIをインストールするために環境を整えた場合にはgcc-c++とopenssl-develの追加だけでコンパイル可能になるはずです。
 
===ソースの入手===
Asterisk 1.6のソースは以下からダウンロードできます。8のソースは以下からダウンロードできます。 http://downloads.digiumasterisk.comorg/pub/telephony/asterisk/releases/
展開するディレクトリはどこでもかまいませんが、ここでは/usr/src/とします。
# cd /usr/src
# wget http://downloads.digiumasterisk.comorg/pub/telephony/asterisk/releases/asterisk-1.68.0.5.tar.gz
入手したら展開しておきます。以降それぞれの作業は、それぞれの展開したサブディレクトリで行います。
# tar zxvf asterisk-1.68.0.5.tar.gz # cd asterisk-1.68.0.5 
===Asteriskのコンパイルとインストール===
基本的にconfigureしてmakeするだけです。
これで新規インストールは完了します。最後の make config で起動時に自動起動するようになります。<br>
なおAsteriskでもmake menuselectがサポートされておりコンパイルするモジュールを選択したり組み込むモジュールを選択することができるようになっています。
===MP3を使用する場合の注意===
MP3関連(MoHなど)を使用する場合には、MP3系のソースはAsterisk本体に含まれていないため、コンパイル時にエラーになりますが、ソース入手のスクリプトが付属しています。
# ./contrib/scripts/get_mp3_source.sh
これを実行すればMP3関連のモジュールがコンパイルできるようになります。
===日本語パッチの適用===
[[Asterisk パッチ]]のページを参照して、汎用パッチを適用してください。当サイトで提供している日本語音声ファイルに対応します。<br>
なお、パッチを適用するのは、パッチを行わない状態でコンパイルが正常に終了することを確認してからにしてください。安全のためです。パッチを適用した後は再度、make、make なお、パッチを適用するのは、パッチを行わない状態でコンパイルが正常に終了することを確認してからにしてください。安全のためです。<br>パッチを適用した後は再度、make、make installを行います。<br>
===日本語音声ファイルのインストール===
Asterisk 1.8用の音声ファイルは現在用意していないため、1.6用のものを使用します。ファイル・レイアウトが1.6から採用された新レイアウト対応になっているためです。<br>*Asterisk 1.6系列用βテスト中<br>
ftp://ftp.voip-info.jp/asterisk/sounds/1_6/asterisk-sound-jp_16_pre.tar.gz<br>
http://ftp.voip-info.jp/asterisk/sounds/1_6/asterisk-sound-jp_16_pre.tar.gz<br>
'''Asterisk 1.6から日本語の言語コードを変更しました。language6より日本語の言語コードを変更しました。このためAsterisk 1.8でもlanguage=jaが日本語です。jaが日本語の設定となります。'''<br>
このファイルを/var/lib/asterisk/soundsの下に展開します。ja/ 以下が日本語音声ファイルです。<br>
すればjp/で全ての日本語音声が展開されます。
# tar zxvf conf-sample-1.6_01.tar.gz
使い方は[[Asterisk サンプル設定ファイル]]のページを見てください。
 ==全般的な注意==Asterisk他のコンポーネントのバージョン関係に注意してください。Asterisk Asterisk 1.2系にはZaptel 18.2系を、Asterisk 4 以降の注意点===Asterisk 1.4系にはDAHDI 28.1系またはZaptel 14以降ではDigiumのライセンス商品(Fax,Skype,G.4系を使用します。Add-onパッケージも同様です。729など)の取り扱い方が変わっているようで、旧バージョンのものを使い続けることが出来ないようです。ライセンスの認証時にモジュールがハングアップするようで、中途半端にAsteriskが起動されてしまい正しく動作しません。<br>このため1.8.4以降のAsteriskをインストールする際には*各モジュールをDigiumからダウンロード/インストールしなおします:Asterisk 1.6系ではZaptelは使用できません。DAHDI 28.1系を使用します。<br>4以降用のモジュールが用意されています*registerでライセンスを再取得します
==次のステップ==
[[Asteriskの起動と終了(1.8)]]
==メモ==
:http://ftp.voip-info.jp/asterisk/patch/1.8.0/
:とりあえず作成。音声ファイルは1.6のもので使えるが、内容の整合性については未検証。
*ナカヨ電話機対応
:[[NAKAYO_電話機パーク保留]]