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CentOS 8の記載を追加
Asterisk 16は最新のAsteriskのメジャーリリースで、Asterisk 13同様にLTS(Long Term Support:通常4年)になります。
:https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+Versions
===Asterisk 13からの変更点で重要なもの===
*app_faxは廃止予定
:res_faxへ移行のこと
*'''app_macroは廃止予定'''
:デフォルトではapp_macroはコンパイルされない
:app_stack(Gosub)へ移行のこと:https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+16+Application_Gosub:https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+16+Application_Return→ [[extension_Macro_To_Gosub]]
*AMI/ARIのイベントにいくつか変更あり
*libjanssonは2.11以上のバージョンが必要
:デフォルトではres_config_sqliteはコンパイルされない
:res_config_sqlite3に移行のこと
*'''res_monitorは廃止予定'''
:app_mixmonitorに移行のこと
*libeditは組み込みでは提供されなくなったのでOSのパッケージでインストールのこと
==注意==
将来的にSIPチャネルはPjSipが標準となる模様です。なるべくはやい時期にchan_sipからPjSipへの移行をお勧めします。Asterisk 16からはconfigureのオプションなしでもbundledでpjsipをダウンロードするようです。16からはconfigureのオプションなしでもbundledでpjsipをダウンロードするようです。→ [[Asterisk pjsip]]<br>なおAsterisk 16ではPjSIPはstatsdに依存しています。上のページの注意点をよく読んで設定してください。<br><br>Macroが廃止予定にされているので注意が必要です。Macroを多用している場合には早い時期にGosub/Returnへの書き換えが必要です。<BR>'''単純にmake installしてしまうとMacro()もDialのMも動かなくなるのでハマりますよ!'''
==日本語音声の扱い==
==インストール==
===前提となるパッケージ類===
===janssonのインストール===
個別インストールせずbundledインストールが可能です。configureのオプションで指定してください。
入手したら展開しておきます。展開すると現在のAsteriskのバージョンのディレクトリに展開されます。以降それぞれの作業は、それぞれの展開したサブディレクトリで行います。
# tar zxvf asterisk-16-current.tar.gz
# cd asterisk-1316.x.x
===Asteriskのコンパイルとインストール===
基本的にconfigureしてmakeするだけです。
# ./configure
*16でjanssonをbundleインストールするには以下を実行します(通常はこの方法)
# ./configure --with-jansson-bundled
日本語音声ファイルをインストールする場合には./configureの後 make menuselectを実行します。
# make menuselect
メニュー画面から '''Core Sound Packages'''で'''CORE_SOUND-JA-....'''の必要なフォーマットのファイルを選択し、[Save & Exit]でmenuselectを終了します。<BR>
extenでMacro()を使用している場合、デフォルトではコンパイルされなくなったので注意してください。make menuselectでappのMacroを明示的にON指定してください(deprecatedの下にあります)。<BR>
<BR>
以前のバージョンからアップグレードを行う場合、変更されたモジュール類が多いので、一旦、以前のモジュールをディレクトリごと名前変更してバックアップしてからインストールしてください。<BR>
mv /usr/lib/asterisk/module /usr/lib/asterisk/module.13.bak
あとはコンパイルとインストールを行うだけです。
# make
# make install
# make samples
*make configはCentOS 7では注意
:[[Asterisk Startup systemd]]<br>
CentOS 7以前のOSならばmake configしておくと自動起動します。
# make config
これで新規インストールは完了します。最後の make config で起動時に自動起動するようになります。<br>
===MP3を使用する場合の注意===
MP3関連(MoHなど)を使用する場合には、MP3系のソースはAsterisk本体に含まれていないため、コンパイル時にエラーになりますが、ソース入手のスクリプトが付属しています。
# ./contrib/scripts/get_mp3_source.sh
これを実行すればMP3関連のモジュールがコンパイルできるようになります。
===SIPチャネルとしてPjsipを使う場合===
Asterisk 16からPjSIPはデフォルトでbundled扱いでダウンロード/コンパイルが行われます。このためconfigureを実行するだけでPjSIPも組み込まれます。
==サンプル設定ファイル==
単純な使用ならばAsterisk 13用の設定ファイルが使えます。<BR>
:[[Asterisk 13 サンプル設定ファイル]]
PjSIPを使用して電話機を収容したい場合には以下のファイルを使ってください。<BR>
:PjSIP用サンプル設定ファイル https://www.voip-info.jp/images/8/87/Conf-sample-pj.zip
==ひかり電話ホームの使用==
*chan_sipの今後のサポートが怪しいので、PjSIPを使ってください。
:[[pjsip ひかり電話HGW]]を参照してください。
:chan_sipをどうしても使いたい場合にはMACアドレス認証を使ってください。
:<del>パッチを作るかどうかはお悩み中</del>
:今後はパッチは提供しません。chan_sipが廃止方向にあるのでpjsipを使ってください。