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簡易インストールマニュアル

6,037 バイト追加, 2007年4月6日 (金) 17:25
編集の要約なし
# tar zxvf /usr/src/asterisk-sound-jp-060317.tar.gz
日本語音声はjp/というサブディレクトリおよびdigits/jpのサブディレクトリ下に置かれます。
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==Asterisk 1.4系==
これまでのZaptel/Asteriskのインストールと若干、手順が異なっていますので注意してください。
===前提となるパッケージ類===
GCC、G++(GNU-C++)、OpenSSL、Ncurses、bison、カーネルソース(zaptel)
 
CentOS 4.4 Server CDの場合、以下の手順でインストール可能でした。
CentOS 4.4 Server CDから標準でインストールする
Telnet(telnet-server)などサーバ操作に必要なものをセットアップしておく
Firewall(iptables)の調整などもお忘れなく
パッケージを追加
yum install gcc-c++ kernel-devel ncurses-devel openssl-devel
openssl-develをインストールするとkrb5-devel,zlib-develも一緒に付いて来るので別途
インストールの必要はなし。
システムを最新の状態にアップデート
yum update
カーネルが最新版になるのでリブートしておく
 
以上でインストール環境は整ったはずです。
===ソースの入手===
Asteriskの現在の安定バージョンを使うにはftp/httpダウンロードでtar.gzファイルを落としてくるのが良いでしょう。Zaptelも必要になりますので一緒に入手します。バージョン番号等は適切に読み替えてください。
 
zaptel、Asteriskそれぞれのtar+gzファイルは以下にあります。
 
http://ftp.digium.com/pub/zaptel/releases/
http://ftp.digium.com/pub/asterisk/releases/
 
展開するディレクトリはどこでもかまいませんが、ここでは/usr/src/とします。
 
# cd /usr/src
# wget http://ftp.digium.com/pub/zaptel/releases/zaptel-1.4.2.tar.gz
# wget http://ftp.digium.com/pub/asterisk/releases/asterisk-1.4.1.tar.gz
入手したら展開しておきます。以降それぞれの作業は、それぞれの展開したサブディレクトリで行います。
# tar zxvf zaptel-1.4.2.tar.gz
# tar zxvf asterisk-1.4.1.tar.gz
 
===Zaptelのコンパイルとインストール===
まず最初に./configureを行います。次に不要なモジュールをインストールしないようにモジュール指定してコンパイルするため、menuselectを使います。
# ./configure
# make menuselect
これで以下のようなメニューが出ます。
 
 
*************************************
Zaptel Module Selection
*************************************
Press 'h' for help.
---> 1. Kernel Modules
2. Utilities
1のKernel Modulesを選択すると一覧が出るので、ここではztdummyだけ使用することにします。
*************************************
Zaptel Module Selection
*************************************
Press 'h' for help.
[ ] 1. pciradio
[ ] 2. tor2
[ ] 3. torisa
[ ] 4. wcfxo
[ ] 5. wct1xxp
[ ] 6. wct4xxp
[ ] 7. wctdm
[ ] 8. wctdm24xxp
[ ] 9. wcte11xp
[ ] 10. wcusb
[ ] 11. xpp_usb
[*] 12. zaptel
[ ] 13. ztd-eth
[ ] 14. ztd-loc
[*] 15. ztdummy
[ ] 16. ztdynamic
[ ] 17. zttranscode
変更を保存して終了するにはxを押します。変更を保存した後にmakeしてインストールします。
# make
# make install
# make config
CentOS 4.4(RH系)ならばこれで/etc/init.d/zaptelとか/etc/sysconfig/zaptel等がインストールされるため、zaptelの起動/停止が簡単にできるようになります。
 
なおmenuselectを行っても/etc/sysconfig/zaptelファイルのロードするモジュールの設定には反映されないので、気になる場合は手動でこのファイルを修正しておいてください。ハードウェアが無い場合にはzaptelのスクリプトが自動的にztdummyをロードするので実害はありませんが、明示的にロード/アンロードしたい場合には/etc/sysconfig/zaptelを修正しておいてください。
====udevの扱いについて====
CentOS 4.4の場合にはzaptelはudevで正しく動作します。/dev/zap配下のデバイスのオーナーをAsteriskにしておきたい場合には、asteriskユーザとasteriskグループを追加してzaptelを再起動すればasteriskのパーミッションになります。
# adduser -u 5060 -s /sbin/nologin -d /var/lib/asterisk asterisk
# /etc/init.d/zaptel stop
# /etc/init.d/zaptel start
# ls -l /dev/zap
total 0
crw-rw---- 1 asterisk asterisk 196, 254 Jan 12 15:33 channel
crw-rw---- 1 asterisk asterisk 196, 0 Jan 12 15:33 ctl
crw-rw---- 1 asterisk asterisk 196, 255 Jan 12 15:33 pseudo
crw-rw---- 1 asterisk asterisk 196, 253 Jan 12 15:33 timer
crw-rw---- 1 asterisk asterisk 196, 250 Jan 12 15:33 transcodeuid=5060は単なる趣味です
===Asteriskのコンパイルとインストール===
Asteriskもconfigureしてからmakeします。
# ./configure
# make
# make install
# make samplesこれで新規インストールは完了します。
なおAsteriskでもmake menuselectがサポートされておりコンパイルするモジュールを選択したり組み込むモジュールを選択することができるようになっています。
 
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==全般的な注意==
ZaptelとAsteriskのバージョン関係に注意してください。Asterisk 1.2系にはZaptel 1.2系を、Asterisk 1.4系にはZaptel 1.4系を使用します。Add-onパッケージも同様です。