FreePBX:10:トランク:ひかり電話(ホーム):Chan SIP

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2015年11月2日 (月) 16:48時点におけるCADoo (トーク | 投稿記録)による版 (発番選択したい場合)
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FreePBXの設定

Trunk

以下は、指定の設定値以外は、デフォルト値でかまいません。

  • メニューバー -> 接続 -> トランク

+トランクを追加 -> +SIP(chan_sip)トランクを追加 で新しいトランクを設定します。
General タブの設定項目は以下を指定します。

トランク名 : トランク名を指定します(例: hikaridenwa)
アウトバンドCID : 発信用の通知番号(ひかり電話の自分の番号)を指定します。
最大チャネル数 : 1チャンネル契約なら1、2チャンネル契約なら2を指定します。

Dialed Number Manipulation Rulesタブの設定項目はここでは何も指定しません。
sip設定タブの中には2つのタブがあります。

Outgoing タブの設定項目は以下を指定します。
トランク名 : トランク名を指定します。例えばhikari-outなど。
ピア詳細 : ここが少しトリッキーです。上のHGWの設定にあわせて以下のように記述します。
type=peer
secret=pass1234
username=0003
fromuser=3
domain=ひかり電話ルータのIPアドレス
fromdomain=ひかり電話ルータのIPアドレス
host=ひかり電話ルータのIPアドレス
insecure=port,invite
dtmfmode=inband
context=単純着信時はfrom-pstn。DID制御時はfrom-pstn-toheader
インバウンド タブの設定項目は以下を指定します。
ユーザーコンテキスト : "hikari-in"など適当な名前を指定しておきます。
ユーザー詳細 : 空白にします。
レジスト文字列 : 以下を指定します。実際にはダイジェスト認証は行われないのですが、ユーザ名とパスワードを指定してREGISTERするようにしておきます。
3:pass1234@ひかり電話ルータのIPアドレス

着信設定

  • メニューバー -> 接続 -> インバウンドルート

Add Incoming Routeで新しい着信ルートを設定します。FreePBXでは発信と着信は"別な"設定として定義されます。
とりあえず以下の項目だけ設定できれば着信するようになります。
(注意:事前に内線電話機の登録と設定を行っておいてください-> FreePBX:内線設定)

説明 : この経路の名前を指定します。hikari-inなど適当な名前を指定しておきます。
ダイヤルイン番号 : 単純着信時は空白。DID制御時は自分の着信番号、0312345678 のように指定するだけです。

発信設定

単純に発信させたい場合

  • メニューバー -> 接続 -> アウトバンドルート

Add Routeで発信を定義します。以下の項目を設定します。なおここでは外線は0でダイヤルされるとそのまま外線発信されるものとします(プレフィクスなし0xxxxの番号は外線とみなす)。
経路設定の設定項目は以下を指定します。

経路名 : hikaridenwa とか適当な名前を設定します。
ルート CID : 発信番号を選択するが、代表番号以外でもHGWで上書きされる
内線を上書き : はいを選択する
一致したルートのトランクシーケンス : この経路の行き先、つまり、ひかり電話のトランクを指定します。

Dial Patternsの設定項目は以下を指定します。 この項目は発信する際の番号パターンにより、経路を指定するためのものです。

一致パターン : ここでは0で始まり次が番号であれば外線(ひかり電話)に出したいので、以下の画面のように0X.を指定してあります。

Dial Patterns.jpg

発番選択したい場合

1.まずカスタムヘッダーのコンテキストを作成します。

  • メニューバー -> アドミン -> Config Edit

Asterisk Custom Configuration Files -> extensions_custom.conf
以下を記入し、保存をクリック [handler-custom] exten => addheader,1,SIPAddHeader(P-Preferred-Identity: <sip:${CUT(CALLERID(name),:,2)}@ntt-west.ne.jp>)

2.macro-dialout-trunk-predial-hookでSIPヘッダーを追加する。
ntt-****の値は、NTT西日本の場合ntt-west、NTT東日本の場合ntt-east。筆者のところでは東日本は未検証。

  • メニューバー -> アドミン -> Config Edit

Asterisk Custom Configuration Files -> extensions_custom.conf
以下を記入し、保存をクリック

[macro-dialout-trunk-predial-hook]
exten => s,1,SIPAddHeader(P-Preferred-Identity: <sip:${CALLERID(number)}@ntt-****.ne.jp>)

3.アウトバンドルートを通る条件で発番を選択させる。
発信したい発番の数だけ条件が必要です。

  • メニューバー -> 接続 -> アウトバンドルート

Add Routeで発信を定義します。以下の項目を設定します。
経路設定の設定項目は以下を指定します。

経路名 : hikaridenwa とか適当な名前を設定します。
ルート CID : 発信番号を選択するが、代表番号以外でもHGWで上書きされる
内線を上書き : はいを選択する
一致したルートのトランクシーケンス : この経路の行き先、つまり、ひかり電話のトランクを指定します。

Dial Patternsの設定項目は以下を指定します。 この項目は発信する際の番号パターンにより、経路を指定するためのものです。

前に付与 : 例えば、頭に9を付けてダイヤルすると、この発番でダイヤルします。
一致パターン : ここでは0で始まり次が番号であれば外線(ひかり電話)に出したいので、以下の画面のように0X.を指定してあります。
発信者ID : 例えば、2XXとしておくと、内線200番台は、この発番でダイヤルします。

Dial Patterns.jpg

異常がある場合

  • 発信も着信もしない

トランクの設定を見直してください

  • 発信するが着信しない

メニューバー -> 接続 -> インバウンドルート -> ダイヤルイン番号を空白にしてみる。
その設定で着信したら、インバウンドルートの内容をチェックする。
着信できなかったら、HGWの着信番号の項目をチェックする。

  • 着信するが発信しない

メニューバー -> 接続 -> アウトバンドルート -> Dial Patterns -> 一致パターンをX.にしてみる。
その設定で発信したら、アウトバンドルートの内容をチェックする。

  • 発信番号が違う

メニューバー -> 接続 -> アウトバンドルートでアウトバンドルートの順番が正しいかチェックする。