「Tenor設定」の版間の差分
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===IPアドレスの設定=== | ===IPアドレスの設定=== | ||
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*変更後はSubmitまたはsuで設定を保存(プロンプトが#に戻るのを確認) | *変更後はSubmitまたはsuで設定を保存(プロンプトが#に戻るのを確認) | ||
*ただしDefaultGatewayとセグメントが同じでないと設定が反映されないのでその時はDefaultGatewayの設定をしてからsuで設定を保存 | |||
===デフォルトゲートウェイの設定=== | ===デフォルトゲートウェイの設定=== | ||
*'''siprd'''(StaticIPRouterDir)コマンドでゲートウェイ設定に移行 | *'''siprd'''(StaticIPRouterDir)コマンドでゲートウェイ設定に移行 | ||
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:mc(MasterChassis)コマンドでシャシ設定へ | :mc(MasterChassis)コマンドでシャシ設定へ | ||
:resetコマンドで再起動(プロンプトにはyesで応答) | :resetコマンドで再起動(プロンプトにはyesで応答) | ||
===SIP状態確認=== | |||
:cmd sip status | |||
==設定== | ==設定== | ||
Tenor Config Managerを使用する。<br> | Tenor Config Managerを使用する。<br> | ||
http://www.quintum.com/support/mgmt/index.shtml<br> | http://www.quintum.com/support/mgmt/index.shtml<br> | ||
===ウィザード=== | |||
初めて設定する場合はウィザードが出るので、これでまずは設定してもOK。<br> | |||
ただし、コマンドラインで『何か』を触るとウィザードは出なくなってしまう模様。<br> | |||
===FXSポートの設定=== | |||
注:ASGとASMでは若干、設定方法が異なるので注意。以下の設定例はASMの場合。<br> | |||
*IP Address Configurarion | |||
:まずはIP関係の設定を行っておくこと。DHCPでない場合にはパラメータを正しく設定。 | |||
*Time Server Configuration | |||
:タイムゾーン(GMT+9)とNTPサーバの設定を行っておく。 | |||
*Dial Plan Configuration | |||
:Generic CCITT,Japanでかまわない。 | |||
:Asteriskで使用する場合にはMinimum Dial Digit Lengthを内線番号でもっとも短い桁数に。 | |||
:Asteriskで使用する場合にはCountry CodeとArea/City Codeをブランクに。 | |||
:(これがあるとダイヤル時に81Xを付け、着信時に81Xをチェックしてしまうため。) | |||
*Phone Port Configuration | |||
:Tone Based,NTT/Japan CIDでOK | |||
::ただし、電話機全てにこれが適用されるので、ナンバーディスプレイのない電話機を使う場合にはCIDはDisabled。 | |||
::なので、ナンバーディスプレイ有、無の混在はできない(はず)。(改:CASSignalingGroupを分けることによって可能です) | |||
::CIDありの場合に、ナンバーディスプレイの無い電話機の場合は一回鳴動した後に受話器を置いて、もう一度取れば着信は可能。 | |||
:Addで内線番号を追加する | |||
::Number Patternに内線番号を、Channelはポート番号と同じ。 | |||
::ChannelにAllを指定すると一斉鳴動に使える | |||
*VoIP Routing Configuration | |||
:Asteriskで使用する場合はSIP Only | |||
*SIP Configuration | |||
:マルチポートタイプ(ASM)の場合にはトランクのアカウントが必要なので、各ライン毎のアカウントに加えて作っておく。 | |||
::GeneralタブでSIPサーバ(Asterisk)を指定。 | |||
:::Trun-Side SIP User Informationでトランクのアカウントを指定 | |||
:::SIP Phoneタブで各ラインのアカウントを指定 | |||
::Addで追加できるのでユーザ名とパスワードを指定 | |||
:::Extension/NumberはPhone Port Configurationの箇所で作ったもの | |||
'''設定を変更した場合にはまずConfirm/OKをクリックすること。次に画面左上にある*アイコンの色が変わるので、これを押し忘れないように(submitボタン)''' | |||
*設定画面をAdvancedモードに切り替える | |||
:画面上中央あたりの人の顔アイコン | |||
::Voice Codecsで、Voice Codec-1,2ともG.711 Mu-law 64kbpsに変更しておく | |||
*Asterisk側の設定 | |||
:sip.confは以下のようなもので動作する | |||
[quintum-l1] | |||
type=friend | |||
username=quintum-l1 | |||
secret=pass | |||
host=dynamic | |||
canreinvite=no | |||
dtmfmode=rfc2833 | |||
context=default | |||
disallow=all | |||
allow=ulaw | |||
==外部リンク== | |||
;[http://c.itdo.jp/technical-information/asterisk/205-tenor-1.html Tenor BX 基本情報]:Tenor BXのCUI情報まとめ | |||
[[Category:Quintum]] |
2011年8月6日 (土) 18:16時点における最新版
シリアルポートを使って本体のIPアドレスをまず設定するか、出荷時にDHCPがONになっている場合にはTelnetで設定可能(入手経路によるので要確認)。
基本
初期のIPアドレスはシリアルまたはTelnetのCLIで設定する。
DHCP有効になっている場合はTenor ConfigmanagerのDiscoverで設定可能。
- シリアルのパラメータ
- 38400bps
- 8bit
- パリティ無
- ストップ 1bit
- フロー無
- コマンドプロンプト
- # 通常のプロンプト
- * 設定を変更したが保存(su)されていない状態
- ディレクトリ及びパラメータ等で大文字/小文字で表示されているものは大文字が省略形になる。
- 例: EthernetInterface -> ei と省略できる
- 設定を行う場合にはまずはconfigモードに入る
- Configまたはcon
- パラメータの設定はsetコマンド
- ディレクトリ移動
- exit で1つ上に
- exit! で一番上の階層へ
- 設定確認
- sh -l 現在のディレクトリから下の設定一覧
- sh -xc 設定をテキストで流し込める形で表示
IPアドレスの設定
- config# プロンプトでei(EthernetInterface)を入力
- config-EthernetInterface-SL1DV1EI1# プロンプトになる
- 現在の設定値を表示するにはShowまたはsh
- DHCPをオフにする
- set dhcp 0
- IPアドレスを設定する
- set ipa xxx.xxxx.xxx.xxx
- サブネットマスクを設定する
- set sm xxx.xxx.xxx.xxx
- 変更後はSubmitまたはsuで設定を保存(プロンプトが#に戻るのを確認)
- ただしDefaultGatewayとセグメントが同じでないと設定が反映されないのでその時はDefaultGatewayの設定をしてからsuで設定を保存
デフォルトゲートウェイの設定
- siprd(StaticIPRouterDir)コマンドでゲートウェイ設定に移行
- shコマンドで現在の設定値を確認
- 注:表形式のパラメータはsetコマンドではなくchangeコマンドで変更
- change 1 gateway yyy.yyy.yyy.yyy
- 変更後はsuコマンドで保存すること
再起動
- mainでメインに戻る
- mc(MasterChassis)コマンドでシャシ設定へ
- resetコマンドで再起動(プロンプトにはyesで応答)
SIP状態確認
- cmd sip status
設定
Tenor Config Managerを使用する。
http://www.quintum.com/support/mgmt/index.shtml
ウィザード
初めて設定する場合はウィザードが出るので、これでまずは設定してもOK。
ただし、コマンドラインで『何か』を触るとウィザードは出なくなってしまう模様。
FXSポートの設定
注:ASGとASMでは若干、設定方法が異なるので注意。以下の設定例はASMの場合。
- IP Address Configurarion
- まずはIP関係の設定を行っておくこと。DHCPでない場合にはパラメータを正しく設定。
- Time Server Configuration
- タイムゾーン(GMT+9)とNTPサーバの設定を行っておく。
- Dial Plan Configuration
- Generic CCITT,Japanでかまわない。
- Asteriskで使用する場合にはMinimum Dial Digit Lengthを内線番号でもっとも短い桁数に。
- Asteriskで使用する場合にはCountry CodeとArea/City Codeをブランクに。
- (これがあるとダイヤル時に81Xを付け、着信時に81Xをチェックしてしまうため。)
- Phone Port Configuration
- Tone Based,NTT/Japan CIDでOK
- ただし、電話機全てにこれが適用されるので、ナンバーディスプレイのない電話機を使う場合にはCIDはDisabled。
- なので、ナンバーディスプレイ有、無の混在はできない(はず)。(改:CASSignalingGroupを分けることによって可能です)
- CIDありの場合に、ナンバーディスプレイの無い電話機の場合は一回鳴動した後に受話器を置いて、もう一度取れば着信は可能。
- Addで内線番号を追加する
- Number Patternに内線番号を、Channelはポート番号と同じ。
- ChannelにAllを指定すると一斉鳴動に使える
- VoIP Routing Configuration
- Asteriskで使用する場合はSIP Only
- SIP Configuration
- マルチポートタイプ(ASM)の場合にはトランクのアカウントが必要なので、各ライン毎のアカウントに加えて作っておく。
- GeneralタブでSIPサーバ(Asterisk)を指定。
- Trun-Side SIP User Informationでトランクのアカウントを指定
- SIP Phoneタブで各ラインのアカウントを指定
- Addで追加できるのでユーザ名とパスワードを指定
- Extension/NumberはPhone Port Configurationの箇所で作ったもの
- GeneralタブでSIPサーバ(Asterisk)を指定。
設定を変更した場合にはまずConfirm/OKをクリックすること。次に画面左上にある*アイコンの色が変わるので、これを押し忘れないように(submitボタン)
- 設定画面をAdvancedモードに切り替える
- 画面上中央あたりの人の顔アイコン
- Voice Codecsで、Voice Codec-1,2ともG.711 Mu-law 64kbpsに変更しておく
- Asterisk側の設定
- sip.confは以下のようなもので動作する
[quintum-l1] type=friend username=quintum-l1 secret=pass host=dynamic canreinvite=no dtmfmode=rfc2833 context=default disallow=all allow=ulaw
外部リンク
- Tenor BX 基本情報
- Tenor BXのCUI情報まとめ