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| ==FreePBXの設定== | | ==FreePBXの設定== |
| ===Trunk===
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| 以下は、指定の設定値以外は、デフォルト値でかまいません。
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| *'''メニューバー -> 接続 -> トランク'''<br>
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| +トランクを追加 -> +SIP(chan_pjsip)トランクを追加 で新しいトランクを設定します。<br>
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| '''General''' タブの設定項目は以下を指定します。<br>
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| ::'''トランク名''' : トランク名を指定します(例: hikaridenwa)
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| ::'''アウトバンドCID''' : 発信用の通知番号(ひかり電話の自分の番号)を指定します。
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| ::'''最大チャネル数''' : 1チャンネル契約なら1、2チャンネル契約なら2を指定します。
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| '''Dialed Number Manipulation Rules'''タブの設定項目はここでは何も指定しません。<br>
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| '''pjsip設定'''タブの中には3つのタブがあります。<br>
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| :'''General''' タブの設定項目は以下を指定します。
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| ::'''ユーザー名''' : 0003(HGWのユーザID)
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| ::'''Secret''' : pass1234(HGWのパスワード)
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| ::'''SIP Server''' : 192.168.1.1(HGWのIPアドレス)
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| ::'''コンテキスト''' : 単純着信時はfrom-pstn。DID制御時はfrom-pstn-toheader
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| :'''Advanced''' タブの設定項目は以下を指定します。
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| ::'''DTMF Mode''' : inband
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| ::'''クライアントURI''' : sip:3@192.168.1.1(sip:HGWの内線の1桁番号@HGWのIPアドレス)
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| :'''コーデック''' タブの設定項目は以下を指定します。
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| ::'''ulaw''' のみチェックを入れ後は外す。
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| ===着信設定===
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| *'''メニューバー -> 接続 -> インバウンドルート'''<br>
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| Add Incoming Routeで新しい着信ルートを設定します。FreePBXでは発信と着信は"別な"設定として定義されます。<br>
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| とりあえず以下の項目だけ設定できれば着信するようになります。<br>
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| (注意:事前に内線電話機の登録と設定を行っておいてください-> [[FreePBX:内線設定]])<br>
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| :'''説明''' : この経路の名前を指定します。hikari-inなど適当な名前を指定しておきます。
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| :'''ダイヤルイン番号''' : 単純着信時は空白。DID制御時は自分の着信番号、0312345678 のように指定するだけです。
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| ===発信設定===
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| ====単純に発信させたい場合====
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| *'''メニューバー -> 接続 -> アウトバンドルート'''<br>
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| Add Routeで発信を定義します。以下の項目を設定します。なおここでは外線は0でダイヤルされるとそのまま外線発信されるものとします(プレフィクスなし0xxxxの番号は外線とみなす)。<br>
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| '''経路設定'''の設定項目は以下を指定します。
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| :'''経路名''' : hikaridenwa とか適当な名前を設定します。
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| :'''ルート CID''' : 発信番号を選択するが、代表番号以外でもHGWで上書きされる
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| :'''内線を上書き''' : '''はい'''を選択する
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| :'''一致したルートのトランクシーケンス''' : この経路の行き先、つまり、ひかり電話のトランクを指定します。
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| '''Dial Patterns'''の設定項目は以下を指定します。
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| この項目は発信する際の番号パターンにより、経路を指定するためのものです。
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| :'''一致パターン''' : ここでは0で始まり次が番号であれば外線(ひかり電話)に出したいので、以下の画面のように'''0X.'''を指定してあります。<br>
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| [[ファイル:Dial_Patterns.jpg|420px]]
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| ====発番選択したい場合====
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| '''1.まずカスタムマクロmacro-dialout-trunk-predial-hookを有効にします。'''<br>
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| PREDIAL_HOOK_RETが"BYPASS"以外の値だと、macro-dialout-trunk-predial-hookが有効になります。
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| *'''メニューバー -> アドミン -> Config Edit'''
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| '''Asterisk Custom Configuration Files -> extensions_custom.conf'''<br>
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| 以下を記入し、'''保存'''をクリック
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| [macro-dialout-trunk-custom]
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| exten => s,1,Set(PREDIAL_HOOK_RET=)
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| '''2.macro-dialout-trunk-predial-hookでSIPヘッダーを追加する。'''<br>
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| ntt-****の値は、NTT西日本の場合ntt-west、NTT東日本の場合ntt-east。筆者のところでは東日本は未検証。
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| *'''メニューバー -> アドミン -> Config Edit'''
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| '''Asterisk Custom Configuration Files -> extensions_custom.conf'''<br>
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| 以下を記入し、'''保存'''をクリック
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| [macro-dialout-trunk-predial-hook]
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| exten => s,1,SIPAddHeader(P-Preferred-Identity: <sip:${CALLERID(number)}@ntt-****.ne.jp>)
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| '''3.アウトバンドルートを通る条件で発番を選択させる。'''<br>
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| 発信したい発番の数だけ条件が必要です。
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| *'''メニューバー -> 接続 -> アウトバンドルート'''<br>
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| Add Routeで発信を定義します。以下の項目を設定します。<br>
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| '''経路設定'''の設定項目は以下を指定します。
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| :'''経路名''' : hikaridenwa とか適当な名前を設定します。
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| :'''ルート CID''' : 発信番号を選択するが、代表番号以外でもHGWで上書きされる
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| :'''内線を上書き''' : '''はい'''を選択する
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| :'''一致したルートのトランクシーケンス''' : この経路の行き先、つまり、ひかり電話のトランクを指定します。
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| '''Dial Patterns'''の設定項目は以下を指定します。
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| この項目は発信する際の番号パターンにより、経路を指定するためのものです。
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| :'''前に付与''' : 例えば、頭に9を付けてダイヤルすると、この発番でダイヤルします。<br>
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| :'''一致パターン''' : ここでは0で始まり次が番号であれば外線(ひかり電話)に出したいので、以下の画面のように'''0X.'''を指定してあります。<br>
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| :'''発信者ID''' : 例えば、2XXとしておくと、内線200番台は、この発番でダイヤルします。<br>
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| [[ファイル:Dial_Patterns.jpg|420px]]
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| ==異常がある場合==
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| *'''発信も着信もしない'''<br>
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| トランクの設定を見直してください<br>
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| *'''発信するが着信しない'''<br>
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| メニューバー -> 接続 -> インバウンドルート -> ダイヤルイン番号を空白にしてみる。<br>
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| その設定で着信したら、インバウンドルートの内容をチェックする。<br>
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| 着信できなかったら、HGWの着信番号の項目をチェックする。<br>
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| *'''着信するが発信しない'''<br>
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| メニューバー -> 接続 -> アウトバンドルート -> Dial Patterns -> 一致パターンを'''X.'''にしてみる。<br>
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| その設定で発信したら、アウトバンドルートの内容をチェックする。<br>
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| *'''発信番号が違う'''<br>
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| メニューバー -> 接続 -> アウトバンドルートでアウトバンドルートの順番が正しいかチェックする。<br>
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| ==HGWの内線を使いたい場合== | | ==HGWの内線を使いたい場合== |