「IPP-3000」の版間の差分
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Cisco以外のメーカーが出した、[[Skinny Client Control Protocol|SCCP]]を喋るIP電話機<BR> | |||
CP-7960Gと同じ数のソフトキーとラインキーがある。<BR> | |||
販売終了製品のため、入手は困難 | |||
=特徴= | |||
*Cisco製の電話機に比べて一回り小さい | |||
*着信メロディは自作できない。壁紙も作れない | |||
*日本語処理はShift-JISを使用している模様 | |||
=電源について= | |||
ACアダプタは、他のCisco IP電話機用のアダプタが流用できる。<BR> | |||
→[[Cisco/電源アダプタ|Cisco電話機用の電源アダプタ]]<BR> | |||
Cisco独自方式PoEに対応している。 | |||
=CMEに繋げてみる= | |||
CMEからは、CP-7960Gとして認識される。<BR> | |||
==設定内容== | |||
Cisco1751-V#show running-config | |||
Building configuration... | |||
(略) | |||
ephone 3 | |||
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type 7960 | |||
button 1:1 | |||
==ephone== | |||
CME内部の通し番号。<BR> | |||
システム構成によって異なるが、30台分まで登録できる。 | |||
===設定例=== | |||
ephone 3 | |||
==mac-address== | |||
電話機のMACアドレスを登録する。 | |||
;mac-address 0003.24FF.FFFF:MACアドレスが"00:03:24:FF:FF:FF"のIP電話を登録する。<BR>普段目にするような書式とは違った書き方になるので注意。 | |||
===設定例=== | |||
mac-address 0003.24FF.FFFF | |||
==type== | |||
電話機の種類を登録する。<BR> | |||
IPP-3000を利用するときは、7960(CP-7960G)と入力する。 | |||
===設定例=== | |||
type 7960 | |||
==button== | |||
= | 各ラインキーに内線番号を割り当てる。<BR> | ||
なお、内線番号は、e-phone-dnにて、予め設定しておく必要がある。<BR> | |||
IPP-3000はラインキーが6個あるので、上から順に1~6まで割り当てることができる。 | |||
===設定例=== | |||
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=パケットを追いかける= | =パケットを追いかける= | ||
==CDP== | ==CDP== | ||
CallManagerに公式対応というだけあって、CDPをしゃべる。<BR> | CallManagerに公式対応というだけあって、CDPをしゃべる。<BR> | ||
Ciscoルーターから見たCDP情報は下記の通り | |||
Router#show cdp entry SEP000324ffffff | |||
------------------------- | |||
Device ID: SEP0003241ffffff | |||
Entry address(es): | |||
IP address: 192.168.0.75 | |||
Platform: IPP-3000 SANYO, Capabilities: Host | |||
Interface: FastEthernet2, Port ID (outgoing port): Port-1 | |||
Holdtime : 156 sec | |||
Version : | |||
02.02.07 | |||
advertisement version: 2 | |||
Duplex: full | |||
Power drawn: 6.300 Watts | |||
==DHCP== | ==DHCP== | ||
他のCisco電話機と同様に、DHCPサーバーからTFTPサーバーのアドレス<BR>(この場合はDHCP Option150)を取得する。<BR> | 他のCisco電話機と同様に、DHCPサーバーからTFTPサーバーのアドレス<BR>(この場合はDHCP Option150)を取得する。<BR> | ||
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==TFTP== | ==TFTP== | ||
TFTPサーバーに対し、下記のファイルをリクエストしてくる。 | TFTPサーバーに対し、下記のファイルをリクエストしてくる。 | ||
;IPP3000b.txt:電話機の設定を見る限りでは、ファームウェア情報と推測される。 | |||
;sep000324ffffff.cnf.xml:他のCisco製電話機と同様、電話機の設定ファイルとなる。<BR>書式などは[[Cisco/SEP.cnf.xml|SEP<MACアドレス>.cnf.xml]]参照のこと<BR>なおファイル名は小文字なので注意すること。 | |||
;XMLDefault.cnf.xml:SEP<MACアドレス>.cnf.xmlが無い時にリクエストされるファイル | |||
;sepdefault.cnf:SEP<MACアドレス>.cnf.xmlが無い時にリクエストされるファイルその2<BR>用途不明 | |||
=写真いろいろ= | |||
==写真(正面)== | |||
LCDディスプレイの写真<BR> | |||
日本向けのCisco電話機といったところ。<BR> | |||
[[画像:IPP-3000(Display).JPG|240px]] | |||
==写真(背面)== | |||
背面の写真<BR> | |||
Switch用ポートとPC用ポートがある<BR> | |||
[[画像:IPP-3000(Back).JPG|240px]] |
2009年2月5日 (木) 21:53時点における最新版
メーカー | 鳥取三洋電機 |
公式ページ | なし |
種類 | IP電話 |
プロトコル | SCCP |
色 | 白系 |
実勢価格 | \7000程度(中古) |
PoE | Cisco独自方式PoE |
ACアダプタ | 標準添付(48V) |
ディスプレイ | |
LANポート | あり(1ポート) |
収容数 | 不明 |
コーデック | G.711(ulaw,alaw), |
デフォルトID | |
パスワード | |
IPアドレス | DHCP取得 |
FWバージョン | 不明 |
注意事項 | 特に無し |
Cisco以外のメーカーが出した、SCCPを喋るIP電話機
CP-7960Gと同じ数のソフトキーとラインキーがある。
販売終了製品のため、入手は困難
特徴
- Cisco製の電話機に比べて一回り小さい
- 着信メロディは自作できない。壁紙も作れない
- 日本語処理はShift-JISを使用している模様
電源について
ACアダプタは、他のCisco IP電話機用のアダプタが流用できる。
→Cisco電話機用の電源アダプタ
Cisco独自方式PoEに対応している。
CMEに繋げてみる
CMEからは、CP-7960Gとして認識される。
設定内容
Cisco1751-V#show running-config Building configuration... (略) ephone 3 mac-address 0003.24FF.FFFF type 7960 button 1:1
ephone
CME内部の通し番号。
システム構成によって異なるが、30台分まで登録できる。
設定例
ephone 3
mac-address
電話機のMACアドレスを登録する。
- mac-address 0003.24FF.FFFF
- MACアドレスが"00:03:24:FF:FF:FF"のIP電話を登録する。
普段目にするような書式とは違った書き方になるので注意。
設定例
mac-address 0003.24FF.FFFF
type
電話機の種類を登録する。
IPP-3000を利用するときは、7960(CP-7960G)と入力する。
設定例
type 7960
button
各ラインキーに内線番号を割り当てる。
なお、内線番号は、e-phone-dnにて、予め設定しておく必要がある。
IPP-3000はラインキーが6個あるので、上から順に1~6まで割り当てることができる。
設定例
button 1:1
パケットを追いかける
CDP
CallManagerに公式対応というだけあって、CDPをしゃべる。
Ciscoルーターから見たCDP情報は下記の通り
Router#show cdp entry SEP000324ffffff ------------------------- Device ID: SEP0003241ffffff Entry address(es): IP address: 192.168.0.75 Platform: IPP-3000 SANYO, Capabilities: Host Interface: FastEthernet2, Port ID (outgoing port): Port-1 Holdtime : 156 sec Version : 02.02.07 advertisement version: 2 Duplex: full Power drawn: 6.300 Watts
DHCP
他のCisco電話機と同様に、DHCPサーバーからTFTPサーバーのアドレス
(この場合はDHCP Option150)を取得する。
TFTP
TFTPサーバーに対し、下記のファイルをリクエストしてくる。
- IPP3000b.txt
- 電話機の設定を見る限りでは、ファームウェア情報と推測される。
- sep000324ffffff.cnf.xml
- 他のCisco製電話機と同様、電話機の設定ファイルとなる。
書式などはSEP<MACアドレス>.cnf.xml参照のこと
なおファイル名は小文字なので注意すること。
- XMLDefault.cnf.xml
- SEP<MACアドレス>.cnf.xmlが無い時にリクエストされるファイル
- sepdefault.cnf
- SEP<MACアドレス>.cnf.xmlが無い時にリクエストされるファイルその2
用途不明
写真いろいろ
写真(正面)
LCDディスプレイの写真
日本向けのCisco電話機といったところ。