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VoIP-Info.jp - 利用者の投稿記録 [ja]
2024-03-29T11:04:09Z
利用者の投稿記録
MediaWiki 1.29.1
https://www.voip-info.jp/index.php?title=Asterisk_13&diff=9928
Asterisk 13
2017-11-17T09:45:16Z
<p>Takahashi-adm: 「Asterisk 13」の保護を解除しました</p>
<hr />
<div>[[カテゴリ:Asterisk]]<br />
[[カテゴリ:pjsip]]<br />
<br />
Asterisk 13.0.0が2014年10月24日(現地時間)リリースされました。<br><br />
:メンテナンス終了は2018年10月<br />
:セキュリティフィックス提供終了は2019年10月<br />
==概要==<br />
Asterisk 13は最新のAsteriskのメジャーリリースで、Asterisk 11同様にLTS(Long Term Support:通常4年)になります。Asterisk 13のEOLは2019年10月が予定されています。<br><br />
:https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+Versions<br />
Asterisk-addonsは1.8系以降ではAsterisk本体に統合されています。<br><br />
==日本語音声の扱い==<br />
Asterisk 13からは日本語音声はAsterisk本体に統合されました。このため日本語対応パッチは不要となります。日本語実現の方法はコミュニティパッチと同じですが、統合された音声ファイル(クルーグが提供)が本家からダウンロードできます。このため当VoIP-Info.jpによる日本語対応パッチおよび日本語音声ファイルの提供は13以降については行いません。<br />
==インストール==<br />
===前提となるパッケージ類=== <br />
GCC、G++(GNU-C++)、OpenSSL、Ncurses、bison、カーネルソース(zaptel)、libxml2、SQLite3、libuuid-devel uuid-devel、json-c、json-c-devel<br><br />
CentOS 6.3 Basic Serverの場合、以下の手順でコンパイル環境を整えます。<br><br />
開発環境系パッケージを一括インストールしておく。<br />
yum groupinstall "Development Libraries" "Additional Development"<br />
パッケージを追加<br><br />
yum install gcc gcc-c++<br />
yum install libxml2 libxml2-devel openssl-devel ncurses-devel sqlite-devel newt-devel libuuid-devel uuid-devel<br />
yum install json-c json-c-devel<br />
<br />
openssl-develをインストールするとkrb5-devel,zlib-develも一緒に付いて来るので別途インストールの必要はありません。<br><br />
Asteriskは現在のバージョンではBerkley DBではなくSQLite3をDBとして使用しますので、SQLite3と開発環境が必要です。<br><br />
newt-develがないとmenuselectがフルスクリーンコントロールになりません。テキストベースになります。<br><br />
<br><br />
format_mp3など、一部のソースはAsteriskに含まれないため別途入手しますが、この際にSubversionが必要となりますので、Subversionも入れておきます。<br />
yum install subversion<br />
<br />
Asteriskは10以降でMySQLサポートが"非常に"制限されています。このためCDRをMySQLで管理するような場合にはODBCが必要となるため、AsteriskのODBCサポート(res_odbc)を有効にする場合には以下も必要です。<br />
yum install unixODBC unixODBC-devel mysql-connector-odbc<br />
yum install libtool-ltdl libtool-ltdl-devel <br />
<br><br />
システムを最新の状態にアップデート<br />
yum update<br />
カーネルが更新された場合にはリブートしておきます。<br><br />
===janssonのインストール===<br />
Asterisk 12以降でlibjanssonが必要となっています。このため以下の手順で、Asteriskをインストールする'''前'''にインストールしておきます。<br><br />
:http://www.digip.org/jansson/<br />
から最新のjanssonを入手<br><br />
# tar zxvf jansson-2.7.tar.gz<br />
# cd jansson-2.7<br />
# ./configure<br />
# make<br />
# make install<br />
<br><br />
以上でコンパイル/インストール環境は整ったはずです。<br><br />
事前にDAHDIをインストールするために環境を整えた場合にはgcc-c++とopenssl-develの追加だけでコンパイル可能になるはずです。<br />
なおjanssonライブラリは通常 /usr/local/lib にインストールされます。このため ld.so を調整しておかないとAsteriskが共有ライブラリの読み込みに失敗して起動しません。<br><br />
CentOS等の場合には /etc/ld.so.conf を確認します。/usr/local/lib が参照されていない場合には以下のように修正します。<br />
include ld.so.conf.d/*.conf<br />
/usr/local/lib<br />
ファイルを修正した後、ldconfigを実行します。<br />
<br />
===Asteriskソースの入手===<br />
Asterisk 13のソースは以下からダウンロードできます。なお asterisk-13-current.tar.gz が最新バージョンへのシンボリックリンクとなっていますので、これをダウンロードすれば最新バージョンが入手できます。<br />
http://downloads.asterisk.org/pub/telephony/asterisk/<br />
展開するディレクトリはどこでもかまいませんが、ここでは/usr/src/とします。<br />
# cd /usr/src<br />
# wget http://downloads.asterisk.org/pub/telephony/asterisk/asterisk-13-current.tar.gz<br />
入手したら展開しておきます。展開すると現在のAsteriskのバージョンのディレクトリに展開されます。以降それぞれの作業は、それぞれの展開したサブディレクトリで行います。<br />
# tar zxvf asterisk-13-current.tar.gz<br />
# cd asterisk-13.x.x<br />
<br />
===Asteriskのコンパイルとインストール===<br />
基本的にconfigureしてmakeするだけです。<br />
# ./configure<br />
日本語音声ファイルをインストールする場合には./configureの後 make menuselectを実行します。<br />
# make menuselect<br />
メニュー画面から '''Core Sound Packages'''で'''CORE_SOUND-JA-....'''の必要なフォーマットのファイルを選択し、[Save & Exit]でmenuselectを終了します。あとはコンパイルとインストールを行うだけです。<br />
# make<br />
# make install<br />
# make samples<br />
# make config<br />
これで新規インストールは完了します。最後の make config で起動時に自動起動するようになります。<br><br />
最低限のPBXとして動作させるには設定ファイルに[[Asterisk 13 サンプル設定ファイル]]を使用してみてください。<br><br />
# cd /etc<br />
# mv asterisk asterisk.bak<br />
# mkdir asterisk<br />
# cd asterisk<br />
# wget http://ftp.voip-info.jp/asterisk/conf/conf-sample-13_current.tar.gz<br />
# tar zxvf conf-sample-13_current.tar.gz<br />
<br />
===MP3を使用する場合の注意===<br />
MP3関連(MoHなど)を使用する場合には、MP3系のソースはAsterisk本体に含まれていないため、コンパイル時にエラーになりますが、ソース入手のスクリプトが付属しています。<br />
# ./contrib/scripts/get_mp3_source.sh<br />
これを実行すればMP3関連のモジュールがコンパイルできるようになります。<br />
===コールパーク使用上の注意===<br />
Asterisk 13では従来のスタイル(features.conf)で使用するパーキング設定は使えなくなっています。res_parking.confを使用してください。複数のパーキングロットを使用することができます。<br><br />
:https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+12+Configuration_res_parking<br />
<br />
===SIPチャネルとしてPjsipを使う場合===<br />
[[Asterisk 13 pjsip]]<br />
==サンプル設定ファイル==<br />
Asterisk 13以降用にサンプルの設定ファイルを一新しました。<br><br />
:[[Asterisk 13 サンプル設定ファイル]]<br />
<br />
==ひかり電話ホームの使用==<br />
[[ひかり電話HGWパッチ]] を参照してください。13から名前およびCLIコマンドを改めました。<br><br />
またpjsipならパッチなしで直接扱えます。 [[pjsip ひかり電話HGW]]を参照してください。</div>
Takahashi-adm
https://www.voip-info.jp/index.php?title=Asterisk_13&diff=9927
Asterisk 13
2017-11-17T09:45:05Z
<p>Takahashi-adm: 「Asterisk 13」を保護しました ([編集=管理者のみ許可] (無期限) [移動=管理者のみ許可] (無期限))</p>
<hr />
<div>[[カテゴリ:Asterisk]]<br />
[[カテゴリ:pjsip]]<br />
<br />
Asterisk 13.0.0が2014年10月24日(現地時間)リリースされました。<br><br />
:メンテナンス終了は2018年10月<br />
:セキュリティフィックス提供終了は2019年10月<br />
==概要==<br />
Asterisk 13は最新のAsteriskのメジャーリリースで、Asterisk 11同様にLTS(Long Term Support:通常4年)になります。Asterisk 13のEOLは2019年10月が予定されています。<br><br />
:https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+Versions<br />
Asterisk-addonsは1.8系以降ではAsterisk本体に統合されています。<br><br />
==日本語音声の扱い==<br />
Asterisk 13からは日本語音声はAsterisk本体に統合されました。このため日本語対応パッチは不要となります。日本語実現の方法はコミュニティパッチと同じですが、統合された音声ファイル(クルーグが提供)が本家からダウンロードできます。このため当VoIP-Info.jpによる日本語対応パッチおよび日本語音声ファイルの提供は13以降については行いません。<br />
==インストール==<br />
===前提となるパッケージ類=== <br />
GCC、G++(GNU-C++)、OpenSSL、Ncurses、bison、カーネルソース(zaptel)、libxml2、SQLite3、libuuid-devel uuid-devel、json-c、json-c-devel<br><br />
CentOS 6.3 Basic Serverの場合、以下の手順でコンパイル環境を整えます。<br><br />
開発環境系パッケージを一括インストールしておく。<br />
yum groupinstall "Development Libraries" "Additional Development"<br />
パッケージを追加<br><br />
yum install gcc gcc-c++<br />
yum install libxml2 libxml2-devel openssl-devel ncurses-devel sqlite-devel newt-devel libuuid-devel uuid-devel<br />
yum install json-c json-c-devel<br />
<br />
openssl-develをインストールするとkrb5-devel,zlib-develも一緒に付いて来るので別途インストールの必要はありません。<br><br />
Asteriskは現在のバージョンではBerkley DBではなくSQLite3をDBとして使用しますので、SQLite3と開発環境が必要です。<br><br />
newt-develがないとmenuselectがフルスクリーンコントロールになりません。テキストベースになります。<br><br />
<br><br />
format_mp3など、一部のソースはAsteriskに含まれないため別途入手しますが、この際にSubversionが必要となりますので、Subversionも入れておきます。<br />
yum install subversion<br />
<br />
Asteriskは10以降でMySQLサポートが"非常に"制限されています。このためCDRをMySQLで管理するような場合にはODBCが必要となるため、AsteriskのODBCサポート(res_odbc)を有効にする場合には以下も必要です。<br />
yum install unixODBC unixODBC-devel mysql-connector-odbc<br />
yum install libtool-ltdl libtool-ltdl-devel <br />
<br><br />
システムを最新の状態にアップデート<br />
yum update<br />
カーネルが更新された場合にはリブートしておきます。<br><br />
===janssonのインストール===<br />
Asterisk 12以降でlibjanssonが必要となっています。このため以下の手順で、Asteriskをインストールする'''前'''にインストールしておきます。<br><br />
:http://www.digip.org/jansson/<br />
から最新のjanssonを入手<br><br />
# tar zxvf jansson-2.7.tar.gz<br />
# cd jansson-2.7<br />
# ./configure<br />
# make<br />
# make install<br />
<br><br />
以上でコンパイル/インストール環境は整ったはずです。<br><br />
事前にDAHDIをインストールするために環境を整えた場合にはgcc-c++とopenssl-develの追加だけでコンパイル可能になるはずです。<br />
なおjanssonライブラリは通常 /usr/local/lib にインストールされます。このため ld.so を調整しておかないとAsteriskが共有ライブラリの読み込みに失敗して起動しません。<br><br />
CentOS等の場合には /etc/ld.so.conf を確認します。/usr/local/lib が参照されていない場合には以下のように修正します。<br />
include ld.so.conf.d/*.conf<br />
/usr/local/lib<br />
ファイルを修正した後、ldconfigを実行します。<br />
<br />
===Asteriskソースの入手===<br />
Asterisk 13のソースは以下からダウンロードできます。なお asterisk-13-current.tar.gz が最新バージョンへのシンボリックリンクとなっていますので、これをダウンロードすれば最新バージョンが入手できます。<br />
http://downloads.asterisk.org/pub/telephony/asterisk/<br />
展開するディレクトリはどこでもかまいませんが、ここでは/usr/src/とします。<br />
# cd /usr/src<br />
# wget http://downloads.asterisk.org/pub/telephony/asterisk/asterisk-13-current.tar.gz<br />
入手したら展開しておきます。展開すると現在のAsteriskのバージョンのディレクトリに展開されます。以降それぞれの作業は、それぞれの展開したサブディレクトリで行います。<br />
# tar zxvf asterisk-13-current.tar.gz<br />
# cd asterisk-13.x.x<br />
<br />
===Asteriskのコンパイルとインストール===<br />
基本的にconfigureしてmakeするだけです。<br />
# ./configure<br />
日本語音声ファイルをインストールする場合には./configureの後 make menuselectを実行します。<br />
# make menuselect<br />
メニュー画面から '''Core Sound Packages'''で'''CORE_SOUND-JA-....'''の必要なフォーマットのファイルを選択し、[Save & Exit]でmenuselectを終了します。あとはコンパイルとインストールを行うだけです。<br />
# make<br />
# make install<br />
# make samples<br />
# make config<br />
これで新規インストールは完了します。最後の make config で起動時に自動起動するようになります。<br><br />
最低限のPBXとして動作させるには設定ファイルに[[Asterisk 13 サンプル設定ファイル]]を使用してみてください。<br><br />
# cd /etc<br />
# mv asterisk asterisk.bak<br />
# mkdir asterisk<br />
# cd asterisk<br />
# wget http://ftp.voip-info.jp/asterisk/conf/conf-sample-13_current.tar.gz<br />
# tar zxvf conf-sample-13_current.tar.gz<br />
<br />
===MP3を使用する場合の注意===<br />
MP3関連(MoHなど)を使用する場合には、MP3系のソースはAsterisk本体に含まれていないため、コンパイル時にエラーになりますが、ソース入手のスクリプトが付属しています。<br />
# ./contrib/scripts/get_mp3_source.sh<br />
これを実行すればMP3関連のモジュールがコンパイルできるようになります。<br />
===コールパーク使用上の注意===<br />
Asterisk 13では従来のスタイル(features.conf)で使用するパーキング設定は使えなくなっています。res_parking.confを使用してください。複数のパーキングロットを使用することができます。<br><br />
:https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+12+Configuration_res_parking<br />
<br />
===SIPチャネルとしてPjsipを使う場合===<br />
[[Asterisk 13 pjsip]]<br />
==サンプル設定ファイル==<br />
Asterisk 13以降用にサンプルの設定ファイルを一新しました。<br><br />
:[[Asterisk 13 サンプル設定ファイル]]<br />
<br />
==ひかり電話ホームの使用==<br />
[[ひかり電話HGWパッチ]] を参照してください。13から名前およびCLIコマンドを改めました。<br><br />
またpjsipならパッチなしで直接扱えます。 [[pjsip ひかり電話HGW]]を参照してください。</div>
Takahashi-adm
https://www.voip-info.jp/index.php?title=%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3&diff=9926
コミュニティ
2017-11-17T09:38:50Z
<p>Takahashi-adm: </p>
<hr />
<div>Asteriskおよび関連ユーザ会など<br />
==毎月やってる飲み会(都内)==<br />
デンフォン主催でAsterisk&VoIPラウンジを毎月開催しています。<br><br />
詳しくは下記を参照してください。<br><br />
:http://www.denphone.com/voip-asterisk-lounge-jp<br />
==日本Asteriskユーザ会==<br />
2007年5月17日(木)設立<br><br />
詳しくは[[日本Asteriskユーザ会]]のページをご覧ください。<br><br />
'''注意''': 日本Asteriskユーザ会ドメイン(asterisk.gr.jp)は特に使っているわけでもないので廃止します。<br><br />
:廃止予定は2018年5月頃です。<br />
ユーザ会では掲示板よりもむしろメーリングリストで議論が行われています。<br><br />
Google Groupを使用していますので、興味のある方はご参加ください。<br><br />
<br />
:http://groups.google.com/group/asterisk-ug<br />
<br />
あるいは<br />
<br />
:asterisk-ug+subscribe@googlegroups.com<br />
<br />
に空メールを投げて参加してください。<br />
<br />
==FreePBXユーザ会==<br />
FreePBXユーザ間の情報交換の場として日本FreePBXユーザ会としてメーリングリスト(Google Groups)を開始しました。<br><br />
なお日本FreePBXユーザ会には従来スタイルの掲示板は設けませんので、掲示板的に使いたい場合にはフォーラムのWebをお使いください。<br><br />
登録方法は<br />
:https://groups.google.com/group/jp-freepbx-ug<br />
から登録を行っていただくか<br />
:jp-freepbx-ug+subscribe@googlegroups.com<br />
に空メールを投げて登録を行ってください。<br />
<br></div>
Takahashi-adm