Qloog A31P

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A31P
QLOOG A31P
メーカー 株式会社クルーグ
公式ページ OEM生産対応 QLOOG「A31P」
種類 IP電話
プロトコル SIP,IAX
黒系
実勢価格
PoE IEEE802.3af対応
ACアダプタ 別売
ディスプレイ 128 x 48ピクセル
LANポート あり(1ポート)
収容数 回線収容無し
コーデック G.722
G.711(ulaw,alaw)
G.729(ab)
G.723.1
G.726-32
デフォルトID admin
パスワード admin
IPアドレス DHCP取得
FWバージョン 2.3.458.255_j102
注意事項 ヘッドセット別売り、電源別売り

概要

"A31P"とは、QLOOG社製のコールセンター専用のIP電話機である
FanvilのC01がベースになったと思われるIP電話機。
ぐぐるとThinkPad A31pしかヒットしない、可哀相な子

裏面

QLOOG A31Pの裏側

特徴(ハードウェア)

  • エンタープライズ用途を前提として造られており、個人で買える価格の割に機能が豊富
  • PoE-SW利用が前提のため、PoE-SWがない場合はACアダプタが別途必要
  • コールセンター向けのため、受話器無し。ヘッドセットが別途必要
  • ボタンが押しやすい
  • ディスプレイがビミョーに見難い(ドットが粗いので致し方ないところかと)

特徴(ソフトウェア)

  • IAXに対応している。(電話機としては珍しい部類)
  • ディスプレイやWebコンソールの節々から臭う妖しい「中華フォント」
  • VLANトランク対応
  • syslogしゃべる
  • telnetしゃべる(後述)
  • VPNもいける。L2TPとOpenVPNの二つのモードがある

WEBコンソールによる遠隔操作

ウェブブラウザから電話機のWAN側IPを開くWEBコンソールが開く
電話機のWAN側IPアドレスはDHCPサーバー側の割り当て情報を見た方が手っ取り早い。

IDとPassは下記の通り

ID
admin
Pass
admin

A31P Login.png
古いファームウェアでは日本語表示されないのでバージョンを上げるか、我慢すること

ステータスを確認する

ログイン直後のWEBコンソールTOPページで
電話機のIPアドレスとSIP/IAXのレジスト状況を確認することができる。
A31P Main.png

ネットワーク

IP電話機のIPアドレスおよび通信設定が表示されている。
ルーター機能を持っているので、表示内容が紛らわしい。
サブネットマスクが表示されないのでCIDRなネットワークの場合は要注意

WAN
LANインターフェースのIPアドレス状況
LAN
PC用インターフェースのIPアドレス状況
ブリッジモードが有効になっているときは、DHCPサーバーは機能せずSW-HUBとして機能する。(デフォルト値)

アカウント

SIPアカウント3個、IAXアカウント1個のレジスト状況を確認できる

時間設定

ウェブコンソール左側の「ネットワーク」をクリックするとネットワーク関連のタブに切り替わるので
「時間&時計」のタブをクリックし、時刻およびNTPサーバー関連の設定を追加する。

SNTP有効
NTPサーバーから時刻を合わせる時はチェックを入れる(デフォルトON)
DHCP時間有効
NTPサーバーから時刻を合わせる時はチェックを入れる(デフォルトON)
Primary サーバー
NTPサーバーのアドレスを設定する。
NAT越しの問い合わせに失敗するので、LAN内のNTPサーバーアドレスを記述しておくこと
Secondary サーバー
NTPサーバー(予備)のアドレスを設定する。
Primary サーバーが時間を教えてくれない時はSecondary サーバーに時刻を問い合わせる


A31P NTP-Config.png

telnetコンソールによる遠隔操作

telnetによる遠隔操作が可能。 電話機のWAN側IP Telnetポートを叩くとIDとPassを要求される。
IDとPassは下記の通り

ID
admin
Pass
admin

LOGINしてみる

Windows系またはBSD系でtelnet経由ログイン可

#telnet 10.0.1.19

Login:admin
Password:
#?
 config                    - <node>Config system parameters
 debug                     - <node>System log
 download                  - <command>Download config file to flash
 language                  - <command> set mmi,cli language
 [no]  mmiprompt           - <command> set cli prompt
 password                  - <command>Change password
 reload                    - <command>Reboot the system 電話機を再起動させる
 setdefault                - <command>Set the configuration with default value 工場出荷時の状態に戻す
 show                      - <node>Show system information
 telnet                    - <command>Telnet to host
 tracert                   - <command>Trace the network path to host ネットワーク経路を調査する
 upgrade                   - <node> system upgrade
 upload                    - <command>Upload config file

SIPの設定内容を確認する

CLIから"show sip"と入力すると、SIP関連の設定内容が出てくる

#  show sip
   ___________________________________________________________________________

   SIP 1 Registrar Status................:200 SIPサーバーから返答があったステータスコード(200ならOK。403ならForbidden)
   SIP 1 Registrar Ip....................:172.30.255.5 SIPサーバーのIPアドレス
   SIP 1 Registrar Port..................:5060 SIPサーバーSIPポート
   SIP 1 Registrar User Name.............:211 SIPサーバーに登録されたID
   SIP 1 Registrar User Pwd..............:****** SIPサーバーに登録されたパスワード
   SIP 1 Registrar Expires...............:3600(second)
   SIP 1 localDomain.....................:
   SIP 1 Transfer Port Type..............:0
   localSipPort....................:5060
   DtmfSendMode....................:(null)
   NAT Transverse..................:No
   StunKeepAlive...................:50(seconds)
   StunServer Ip...................:
   StunServer Port.................:3478
   ___________________________________________________________________________