「PIAST インストール」の版間の差分
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基本的にRaspberry PiにOSをインストールする手順と同じです。<br> | 基本的にRaspberry PiにOSをインストールする手順と同じです。<br> |
2016年3月10日 (木) 00:15時点における版
Raspbianのインストール
基本的にRaspberry PiにOSをインストールする手順と同じです。
- 目的
- RPi上でAsteriskがコンパイルできる環境にする
- クロス開発環境等は構築するのが大変なのでRPi上でセルフでコンパイルさせます。CPUがそこそこ早いので、それほど負担にもなりません。
- ダウンロード
- https://www.raspberrypi.org/downloads/raspbian/
- ここからRaspbian Jessieをダウンロードします。以下の例では"Full desktop image"の場合を示しています。最近はSDカードも容量が大きいのでケチらずにDesktopを入れておきましょう。
- イメージの書き込み
- Win32Diskimagerとかddを使ってmicro SDにベタ書きします。
初期セットアップ
micro SDを挿して起動したら、何とかしてRPiにログインします。
- USB-シリアルでシリアルログインする
- HDMIでテレビに繋いでUSBキーボードとマウスも繋ぐ
- sshでログインする
- IPアドレスはDHCP取得なので何とかして調べる
rootで行う作業が多いので、sudo -s してrootで作業してしまいましょう。
インターネットに繋がる状態で、まずはアップデートしておきます。
aptitude update
次にmicro SDを目いっぱい使うように拡張しておきます。
raspi-config
を実行して、1番の"Expand Filesystem"を選び、画面に従いシステムを再起動すると拡張されます。
再起動したら同様にraspi-configを実行し、以下を設定しておきます。
- 2 Boot Options -> B1 Console
- 5 Internationalisation Options -> I2 Change TimezoneでAsia->Tokyo
- 9 Advanced Options -> A7 I2Cを有効に
- 9 Advanced Options -> A9 Audio -> Force 3.5mm
Asteriskをコンパイルするために以下のようにしてパッケージを追加します。(PJSIP,ALSA込)
apt-get install ncurses-dev libxml2 libxml2-dev sqlite libsqlite3-dev libssl-dev apt-get install uuid uuid-runtime uuid-dev apt-get install libjansson4 libjansson-dev apt-get install subversion apt-get install libclalsadrv2 libclalsadrv-dev apt-get install libpjsip-simple2 libpjsip-ua2 libpjsip2 libpjproject-dev libsrtp-dev srtp-utils
これでAsteriskはコンパイルできるはずなのですが、PIASTがI2Cを使うのでI2Cを使う場合のツールなんかもここでいっしょに入れておきましょう。
apt-get install libi2c-dev i2c-tools
Asteriskのコンパイルとインストール
適当なディレクトリにAsteriskのソースを展開し、./configure,make,make install,make samples,make configを行えば入ります。入るはずです。
簡単に動かすにはまずasteriskを止めて(/etc/init.d/asterisk stop)から以下の手順でサンプル設定ファイルを使ってください。
# cd /etc # mv asterisk asterisk.bak # mkdir asterisk # cd asterisk # wget http://ftp.voip-info.jp/asterisk/conf/conf-sample-13_current.tar.gz # tar zxvf conf-sample-13_current.tar.gz
サンプル設定ファイルはコメントを見れば大体内容がわかるように書いた(つもり)です。
また Asterisk 13 サンプル設定ファイル のページも参照してください。