「Asterisk」の版間の差分

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(Asterisk: Open Source Communication Framework)
(各バージョンの情報)
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2018年9月20日 (木) 18:59時点における版

Asterisk: Open Source Communication Framework

AsteriskはオープンソースのPBXでDigiumのMark Spencerによって始められました。(主に)Linuxプラットフォーム上で動作します。
2018/8/31までにDigiumの全ての株式をSangomaが取得し買収するとのことですので、今後、DigiumはSangoma傘下になります。オープンソースの方針は維持されるとのことです。

PBXというと会社内の電話やビジネスホン等を思い浮かべるのですが、Asteriskが使用されるのは、いわゆる電話の分野だけではありません。通話を繋いだり切ったり(呼制御)、通話を必要とするサービスは旧来の電話だけで使われるわけではありません。様々な音声サービスに使用できるのがAsteriskです。このため電話交換機からインターネット上の音声サービスまで様々に使用されているのがAsteriskです。
日本でAsteriskが広く知られるようになったのは2005年頃からです。

対応するプロトコル

  • IP系
SIP
H.323
UNISTIM
IAX(Inter Asterisk eXchange)
MGCP
Skinny(Cisco)
  • レガシー系
BRI/PRI(ISDNボード必要)
アナログ(アナログボード必要)
ゲートウェイを使用することでSIP-アナログ、SIP-ISDNも、もちろん接続できます

導入事例

導入事例のページにサマリーをまとめてあります。

バージョン

Asterisk 1.8まで

偶数番号(1.0,1.2,1.4,1.6,1.8)がリリースバージョン
奇数番号は開発バージョンで一般には公開されない

Asterisk 10以降

11,13,
LTS(Long Term Support:長期サポートバージョン)
10,12,14,15
STD(Standard:標準サポートバージョン

次期リリース予定は16(LTS)で2018年中

Asteriskの入手とインストール

Asteriskは http://www.asterisk.org から入手することができます。ソースの配布はftp/httpダウンロードの他、Subversionでも行われています。Subversionでの入手方法はAsterisk Subversionのページを参照してください。

どのバージョンをインストールすれば?

現在(2018年6月)ならばAsterisk 13がお勧めです。次期長期サポートバージョンであるAsterisk 16は2018年中に公開予定です。

オプションのパッケージ

Asterisk 1.4.20以降およびAsterisk 1.6からはZaptelにかわりDAHDIが使用されます。
アナログ、BRI/PRIのボードを使用しない場合には不要です。
  • libpri
PRIを使用しなければ必要ありません。
  • OS/ディストリ依存情報
Asteriskインストールメモ
  • よくわからない場合は謎の補助説明ページもどうぞ(このページを見ても疑問が氷解するとは限りませんが)
Asterisk サンプル設定ファイルを使ってみてください。
extension道場も参考になります。

各バージョンの情報

  • 旧バージョンの情報
Asterisk 旧バージョン
  • Asterisk 13
Asterisk 13 (EOLは2019年→2021/10/24に延長[1])
  • Asterisk 14
STDリリースのため使用は推奨しません。
  • Asterisk 15
2017年リリース(Standard)
STDリリースのため使用は推奨しません。

DAHDIへの移行

DAHDIインストール

Asterisk+DB

注意:今後の方向性としてMySQLの直接サポートはなくなるようです。ODBCを使用して下さい。

Asterisk+MySQL
Asterisk+PostgreSQL
Asterisk CDR SQLite
Asterisk 11 ODBC

使用する上でのヒント

注意点などの追加情報

セキュリティ

参考になるページ

MR Gさんのページ 利用者:MR G
Asterisk NAT
kei_ef_2000(a.k.a ふかうみ)さんの「Asterisk SugarLookup」解説ページ利用者:kei ef 2000

参考になるかどうかよくわからないページ

バカstarisk
あすりん(仮)

派生ディストリビューション

Asteriskの派生ディストリビューション

アンインストール

アンインストール情報のページへ

Asteriskの動作する環境

IA系のマシンでLinuxをOSとして使用します。多くのLinuxディストリビューションで動作しています。ただしLinux 2.4カーネルを使用する場合には、ZatelがUSB-UHCIを必要とするため注意が必要です。Linux 2.6カーネル系では特に大きな問題はありません。

OS

Asterisk動作確認済みOS

関連情報

Asterisk Timer
Zaptel udev
Asterisk MacOSXでの動作
Asterisk FreeBSDでの動作

特殊なプラットフォーム

  • 小型アプライアンス類
コンパクトなAsteriskマシンが欲しい方はアプライアンスページを参照
  • OpenWRT
ルータ用代替ファームウェア。Asteriskのインストールも可能。

Asteriskと回線や電話機等の接続

AsteriskはSIPやH.323といったIPベースの接続の他、アナログやISDNなど様々な回線に対応します。

IP

アナログ

ISDN

ひかり電話

回線交換機(アナログ式PBX)

携帯電話

Skype

Digiumのプロダクト

FAX

Digiumのプロダクト

Asteriskの管理

  • コマンドライン
Asterisk_CLI
Asterisk管理インタフェース
  • GUI
Asteriskは基本的にはGUIを持ちません。Asterisk NOWはブラウザによる管理インタフェースを持っています。
Asterisk-GUI(純正)
Asterisk GUI
ADM

IP電話関連機器はどこで買えますか?

日本国内での入手性も序々に良くなってきました。
購入情報 のページを参照してください。

日本国内対応

Asteriskを日本国内に対応させる情報は下記を参照してください。

ローカライズ

接続および使い方


書籍

日本語

1.0ベースのため1.2系は当Wikiでフォローしています。
VoIPの基本からAsteriskのインストール/稼動までの入門向きです。
Asterisk 1.2/1.4対応になっています。各種設定のリファレンスおよび設定事例など
Asteriskに特化した内容となっています。
AsteriskNOWによるAsteriskの入門書です。
オライリーの翻訳版。Asterisk 1.2対応も若干入っているようです。http://www.oreilly.co.jp/books/4873112893/
1.2ベースの本のようです。1.2のソースCD付。
APIなど開発/運用者向けの詳細な記載あり、上級者向け。

洋書

こちらも1.0ベースの本。
Asterisk : The Future of Telephony (Asterisk Documentation Project)
The Future of TelephonyはCreative Commons licenseの元、オンライン(PDF文書)で公開されています。
2ndエディションで1.4対応だそうです。
発売日:2008/12/30何度か発売が伸びています。日本語版は出るのかは不明です。Asterisk Cookbook Wikiなどあるようです。

問い合わせ先など

イベント情報のページで告知しています。

外部リンク

Asteriskの日本国内情報は外部リンクページを参照してください。

Digium http://www.digium.com
Asterisk http://www.asterisk.org