「NTT WI-100HC」の版間の差分
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(→WirelessIP3000化改造(ファームウェア書き換え)) |
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2009年12月19日 (土) 13:12時点における版
メーカー | NTT東日本/NTT西日本 |
公式ページ | [NTT西日本公式ページ] |
種類 | 無線IP電話 |
プロトコル | SIP |
色 | 白系(裏面グレー) |
実勢価格 | \17,500円(NTT-LS) |
PoE | なし |
ACアダプタ | 標準添付 |
ディスプレイ | 16字x2行 |
LANポート | なし(無線LAN) |
収容数 | 不明 |
コーデック | G.711(ulaw,alaw),G.729 |
デフォルトID | なし |
パスワード | なし |
IPアドレス | DHCP取得 |
FWバージョン | 不明 |
注意事項 | 特に無し |
概要
「ひかりパーソナルフォン」という名前でNTT東西が2005.11に発売した「ひかり電話」ルータ RT-200KI/RT-200NE用コードレス電話。でも実はWiFiなSIP電話機なのです。
NTT直販価格で17,800円(税込)。
Asteriskの設定
- sip.conf
205番で登録してます。
[205] type=friend username=205 secret=<パスワード> canreinvite=no host=dynamic callgroup=1 pickupgroup=1 dtmfmode=inband
- extensions.conf
WI-100HCは、以下の条件で強制的に184/186を付加した電話番号に発呼するようです。
- 発信先の電話番号の
- 先頭が「1」のとき: 4桁以上 (例: 177 → 177、1500 → 1861500)
- 先頭が「1」以外のとき: 3桁以上 (例: 20 → 20、201 → 186201)
このままだと3桁以上の内線に電話を掛けられないので、とりあえずextensions.confで3桁削るように設定してます。
[default] (中略) ; 184 : Cut'184' & Redo default context exten => _184.,1,Goto(default,${EXTEN:3},1) ; 186 : Cut'186' & Redo default context exten => _186.,1,Goto(default,${EXTEN:3},1)
2008.10.20追記・10.21更新
後述する、Web管理画面への debugアカウントによるログインにより、Configuration から DIAL PLAN で184/186付加しないように設定すれば、184/186を付加した番号に発呼する事がなくなります。
これにより、extensions.confで3桁削るように設定する必要がなくなります。
※ファームウェアVer1.4.0.1にて確認
電話機側の設定
電話機単体で無線LAN関係の設定からSIP関連の設定まで登録可能です。SIP関連の設定個所は以下のとおり。
メニュー → 3.設定 → 2.管理 → 1.パスワード → (管理者パスワード入力) → 1.ネットワーク → 2.SIP 1. ユーザアカウント で「電話番号」「ユーザID」「パスワード」を設定 2. サーバ で「SIPドメイン」「プロキシサーバ1」「プロキシサーバ2」を設定
機能
保留・転送可
通話中に通話ボタンで保留状態。この状態で転送先を入れて発信し、転送先と通話状態になってから「L」(左機能キー)押下で転送。
通話中のミュート機能あり。
Webサーバ機能ONにより、http://電話機のIPアドレス:8080 で、ブラウザ上で電話帳編集可能。
問題点・その他
2005.12.3現在の最新版ファーム (Ver.1.1.8.0)と、うちにあるハードウェアでの状況です。
電源ONなど、REGISTERしてると思われるタイミングで「機器設定情報の取得に失敗しました」というエラーを表示してますが、とりあえず使えてます。(もしかするとPCにUSBで接続しての正規手順で1回もセットアップしてないからかもしれません)
保留状態から「通話」ボタンを押下して復帰するとき、WI-200HCからビープ音が鳴るタイミングで相手側に変な音が送信されてます。(RT-200KI対向での状況は未確認)
画面上の電池マークで満充電になってないのに、充電中LEDが消灯してます。
つまらない事ですが、バッテリー他は全部「東日本電信電話株式会社」って書いてあるのに、本体だけなぜか「西日本電信電話株式会社」です(汗)。
2008.10.20追記・10.21更新
後述する、Web管理画面への debugアカウントによるログインにより、Configuration から PROVISION をoffにする事で、「機器設定情報の取得に失敗しました」というエラー表示は出なくなります。
※ファームウェアVer1.4.0.1にて確認
もっと多機能で便利なSIP電話機にしよう!
構内のAsterisk PBXにレジストして使用するなどで、static NAT/STUN/UPnP などが不要の場合、WI-100HCの素のファームウェアのままでも十分多機能なものにできます。例えば、1種類しか無かったRing Type(着信音パターン)を16種類から選べるようになったり、IEEE802.11g、Voice Mail や カンファレンス、IM・プレゼンスなどの機能も有効化できます。
その方法ですが、まずは製品のマニュアル通りに Webサーバ機能を ON にします。
次に、WI-100HC の Webサーバにログインする際に下記のユーザ名とパスワードを入力し、debug もしくは、admin もしくは、master ユーザで管理画面にログインします。
WI-100HC debugモード ログイン情報: ユーザ名 debug パスワード 147852369
WI-100HC adminモード ログイン情報: ユーザ名 A#d$m%i&n パスワード 000000
WI-100HC masterモード ログイン情報: ユーザ名 master パスワード 37412196
なお、この debugモードログインは、後述する WirelessIP3000版のファームウェアでも有効です。