「SoundPoint IP320」の版間の差分
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電話機のadminパスワードもデフォルトは"456"<br> | 電話機のadminパスワードもデフォルトは"456"<br> | ||
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+ | プロビジョニングを使用する場合にはDHCPでブートサーバアドレスを引き渡してやるか、電話機が起動時に出るSetupメニューでサーバを指定します。 | ||
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+ | 電話機で[Menu] -> 2 Staus -> 2 Network -> 1 TCP/IP Parameters.. <br> | ||
+ | メニューを戻るには左矢印キー。メニューを抜けるには[Menu]ボタン。<br> | ||
+ | IPアドレスがわかったらブラウザでアクセスします。ユーザ名とパスワードは上に書いてある通り。<br> | ||
+ | なお設定は必要な項目のみ記述します。後はデフォルトでかまいません。<br> | ||
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+ | TimeでNTPサーバを設定しておきましょう。GMT Offsetは"9"で、Daylight Savingsは当然"Disabled"です。<br> | ||
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+ | とりあえず触らなくていいです。 | ||
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+ | Address : AsteriskのIPアドレス | ||
+ | Port : 5060 | ||
+ | Transport : DNSnaptrまたはUDP Only | ||
+ | Server1 | ||
+ | Address : AsteriskのIPアドレス | ||
+ | Port : 5060 | ||
+ | Transport : DNSnaptrまたはUDP Only | ||
+ | Expires : 3600 | ||
+ | Register : 1 | ||
+ | ===Lines=== | ||
+ | ここがちょっとわかりにくい点ですが、Polycomのラインキーの1とか2はそれぞれがSIPエンティティです。要するに電話機が2コ1とかになってると思えばいいです。以下にはLine 1を設定する例を示します。Line 2も使いたい場合には当然ですが、Asterisk側のsip.confには2個、セクションが要ります。例えば内線201と202など。<br> | ||
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+ | Display Name : 表示名 | ||
+ | Address : 内線@AsteriskのIPアドレスなど | ||
+ | Auth User ID : 認証ユーザ名。sip.confの [] の中。 | ||
+ | Auth Password : パスワード。 | ||
+ | Label : ラインの表示名(LCD上に表示されるもの) | ||
+ | Type : Private | ||
+ | Calls Per Line Key : 同時に発着信する数。320/330では2まで。 | ||
+ | Server 1 | ||
+ | Address : AsteriskのIPアドレス | ||
+ | Port : 5060 | ||
+ | Transport : DNSnaptrまたはUDP Only | ||
+ | Expires : 3600 | ||
+ | Register : 1 |
2007年9月2日 (日) 01:46時点における版
Polycom製のIP電話機。300シリーズ型番だが、従来の300シリーズ(300,301)とは全く別物。Polycomの電話機にしてはとても安価な機種だが、定評あるスピーカフォン(ハンズフリー)機能を搭載するなど、Polycom製品として妥協のない機種になっている。
特徴的なのはPolycom電話機にしてはコンパクトになった点。ボタン類の配置やサイズが見直されており日本のオフィスや家庭でも違和感のないサイズに収まっている。液晶ディスプレイは小さくなったものの、グラフィック液晶(モノクロ)の採用により必要な情報がポップアップ表示されるため操作しずらいようなことはない。
なお、320と330の違いはLANポートの数(330はPCポートがある)のみ。機能的な差異はない。
CPUがパワーアップされているようで、IP300と比較するとWeb管理インタフェースの動きは、かなり軽快。ひとつ上のクラスであるIP430と遜色がない。ただし、400/500シリーズと比較して同時通話数が制限されているようで、各ラインあたり2通話までの制限がある模様。
注意点
PoE(IEEE802.3af)対応のためACアダプタが付属しない。必要な場合には国内でDC 24Vのものを入手するとよい。
従来のPolycomと異なりヘッドセット端子が2.5φミニステレオジャックになっている。RJ-11タイプのヘッドセットはそのままでは使えないので注意。
Polycomのおやくそく
Webインタフェースのデフォルトユーザ名は"Polycom"、パスワードは"456"。
電話機のadminパスワードもデフォルトは"456"
設定方法
プロビジョニングサーバがあった方がファームの更新など何かと便利ですが、なくても動きます。
プロビジョニングを使用する場合にはDHCPでブートサーバアドレスを引き渡してやるか、電話機が起動時に出るSetupメニューでサーバを指定します。
IPアドレスの確認方法
電話機で[Menu] -> 2 Staus -> 2 Network -> 1 TCP/IP Parameters..
メニューを戻るには左矢印キー。メニューを抜けるには[Menu]ボタン。
IPアドレスがわかったらブラウザでアクセスします。ユーザ名とパスワードは上に書いてある通り。
なお設定は必要な項目のみ記述します。後はデフォルトでかまいません。
General
TimeでNTPサーバを設定しておきましょう。GMT Offsetは"9"で、Daylight Savingsは当然"Disabled"です。
Network
とりあえず触らなくていいです。
SIP
Outbound Proxy
Address : AsteriskのIPアドレス Port : 5060 Transport : DNSnaptrまたはUDP Only
Server1
Address : AsteriskのIPアドレス Port : 5060 Transport : DNSnaptrまたはUDP Only Expires : 3600 Register : 1
Lines
ここがちょっとわかりにくい点ですが、Polycomのラインキーの1とか2はそれぞれがSIPエンティティです。要するに電話機が2コ1とかになってると思えばいいです。以下にはLine 1を設定する例を示します。Line 2も使いたい場合には当然ですが、Asterisk側のsip.confには2個、セクションが要ります。例えば内線201と202など。
Line 1
Display Name : 表示名 Address : 内線@AsteriskのIPアドレスなど Auth User ID : 認証ユーザ名。sip.confの [] の中。 Auth Password : パスワード。 Label : ラインの表示名(LCD上に表示されるもの) Type : Private Calls Per Line Key : 同時に発着信する数。320/330では2まで。
Server 1
Address : AsteriskのIPアドレス Port : 5060 Transport : DNSnaptrまたはUDP Only Expires : 3600 Register : 1