「Microclient JR」の版間の差分
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− | kernel /boot/bzImage root=/dev/hdb1 astlinux=i586 astkd=/dev/hdb3 ide= | + | kernel /boot/bzImage root=/dev/hdb1 astlinux=i586 astkd=/dev/hdb3 ide=nodma |
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要はhdaになっている部分をhdbに変更します。<br> | 要はhdaになっている部分をhdbに変更します。<br> | ||
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/dev/hdb3 /mnt/kd ext2 noauto,noatime 0 0 | /dev/hdb3 /mnt/kd ext2 noauto,noatime 0 0 | ||
こちらもhdaをhdbに変更します。変更したならば保存・アンマウントしてMicroClient JRに挿してブートすれば起動するはずです。 | こちらもhdaをhdbに変更します。変更したならば保存・アンマウントしてMicroClient JRに挿してブートすれば起動するはずです。 | ||
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==電源管理の注意== | ==電源管理の注意== | ||
デフォルトではパワースイッチ(前面の)の設定はON/OFFになっており、押すといきなり電源が切れます。これではまずいので、BIOSで"ACPI Awre O/S"をYesに設定しておきます。そうするとパワースイッチを押すとシャットダウンが実行されてから電源が切れます(AstLinuxの場合)。パワースイッチをSuspend設定にしても電源が切れて、キーボードからパワーオンするとかその程度のことしかできないようなので、あまり意味はないかもしれません。電源ボタンが押しやすいのがちょっと問題ですが。<br> | デフォルトではパワースイッチ(前面の)の設定はON/OFFになっており、押すといきなり電源が切れます。これではまずいので、BIOSで"ACPI Awre O/S"をYesに設定しておきます。そうするとパワースイッチを押すとシャットダウンが実行されてから電源が切れます(AstLinuxの場合)。パワースイッチをSuspend設定にしても電源が切れて、キーボードからパワーオンするとかその程度のことしかできないようなので、あまり意味はないかもしれません。電源ボタンが押しやすいのがちょっと問題ですが。<br> | ||
なお、ACパワーロスに関しては"Last state"設定ができるので停電対策は問題なく行えます。<br> | なお、ACパワーロスに関しては"Last state"設定ができるので停電対策は問題なく行えます。<br> |
2007年6月19日 (火) 17:15時点における版
スペック
CPU : SIS 550 SoC 200MHz(Vortex86)
メモリ : 128MB
ROM : AMI BIOS
内蔵HDD : 2.5型 PATA×1(44PIN)およびコンパクト・フラッシュスロット(ブート可)
LAN : 100Mbps Fast Ethernet
インタフェース : USB Type-A ×3,VGA(Dsub 15),キーボード・マウス(分岐ケーブル要),オーディオ
シリアルポートなど工場出荷時オプションで付けられるものもあり。ただし構成が排他となるものが多数あるため、発注時の仕様には注意。
サイズ: 115x115x35mm 550g(HDD等含まず)
電源: ACアダプタ式 DC5V 3A
価格: 数台ならば$120(オプション無しでNORHTECから購入の場合)。送料$38~
備考:
普通のPCが超小型になったものと考えればよい。起動処理も一般的なPC同様にBIOS経由で行われるだけ。キーボードとディスプレイを接続しておけば、そのままPCとなる。なお、稼動中の筐体温度は高め。ファンレスだが筐体そのものをヒートシンクとしている。
特徴
x86系のThin Clientの一種。CDジャケットよりも小さなフットプリントで超コンパクトながら一通りの機能を備えるPC。VESAマウントアームと同じピッチの穴が筐体に空いており、液晶ディスプレイの裏面に固定することも可能。
なお前面のCFスロットはIDEのプライマリ・スレーブになっているのでブートする際には注意。内部のジャンパを設定することで、マスタに変更も可能だがケースが開けにくい。
稼動実績
- Voyage Linux (Debianベース)
- AstLinux (586)
AstLinuxを動作させるには
内部ジャンパの変更なしでもAstLinuxを動作させることができます。ただし、作成したCFをマウントして編集できる環境(要はLinux機にカードリーダが繋がってればよい)が必要です。
まずイメージ(586)をCFに書き込み、ブート用CFを作成します。次にそのCFをマウントしboot/grub/grub.confを以下の例にならって編集します。
title AstLinux (Boot from IDE CF, Use third partition for KeyDisk) root (hd0,0) kernel /boot/bzImage root=/dev/hdb1 astlinux=i586 astkd=/dev/hdb3 ide=nodma savedefault
要はhdaになっている部分をhdbに変更します。
さらにetc/fstabも以下のように修正します。
/dev/hdb1 / ext2 ro 0 0 proc /proc proc defaults 0 0 none /dev tmpfs size=200k 0 0 none /tmp tmpfs size=10000k 0 0 none /var tmpfs size=5000k 0 0 none /proc/bus/usb usbfs defaults 0 0 /dev/hdb3 /mnt/kd ext2 noauto,noatime 0 0
こちらもhdaをhdbに変更します。変更したならば保存・アンマウントしてMicroClient JRに挿してブートすれば起動するはずです。
電源管理の注意
デフォルトではパワースイッチ(前面の)の設定はON/OFFになっており、押すといきなり電源が切れます。これではまずいので、BIOSで"ACPI Awre O/S"をYesに設定しておきます。そうするとパワースイッチを押すとシャットダウンが実行されてから電源が切れます(AstLinuxの場合)。パワースイッチをSuspend設定にしても電源が切れて、キーボードからパワーオンするとかその程度のことしかできないようなので、あまり意味はないかもしれません。電源ボタンが押しやすいのがちょっと問題ですが。
なお、ACパワーロスに関しては"Last state"設定ができるので停電対策は問題なく行えます。