Asterisk サンプル設定ファイル iax.conf

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IAXチャネルの設定を行いますが、iax.confの書き方はsip.confにかなり「似て」います。

generalセクション

generalセクションではグローバルなオプションを設定します。また、ここで設定した値は各ピアのデフォルト値として使用されるものもあります。

[general]
bindport=4569
;bindaddr=192.168.0.1
iaxcompat=yes
language=ja
bandwidth=medium
disallow=all
allow=ulaw
allow=gsm
jitterbuffer=no
;dropcount=2
;maxjitterbuffer=500
;maxexcessbuffer=80
;minexcessbuffer=10
;jittershrinkrate=1
;tos=lowdelay
;mailboxdetail=yes

[general]

セクションを宣言します。

context

デフォルトのコンテキスト(extensions.confの)を指定します。

bindport

IAXが使用するポート番号を指定します。

bindaddr

IAXがlistenするIPアドレスを指定します。

iaxcompat

IAXのバックワードコンパチビリティを有効にします。

language

このチャネル(SIP)のデフォルトの言語を指定します。1.4まではjpが、1.6からはjaが日本語です。

bandwidth

使用している回線の帯域幅をlow,medium,highで指定します。

disallow

使用を許可しないCODECを指定します。特定のCODECを有効にするにはまずallで全て禁止にしてからallowします。

allow

使用を許可するCODECを指定します。複数指定の場合には列挙します。

jitterbuffer

ジッタバッファの使用の有無を指定します。

相手先指定セクション

以下の '[ ]' で括られたセクションは電話機やITSP等の相手先ごとの設定を行います。Asteriskが厄介なのは、このセクションで入り側(電話機Asteriskに対してREGISTERする)も出側(AsteriskITSPなどにREGISTERする)も同じに記述するところです。IAXでもこの部分の解釈は同様になります。

[201]
type=friend
username=201
secret=pass
host=dynamic
callgroup=1
pickupgroup=1
mailbox=201

[201]

セクション名を指定しますが、これはユーザ名です。電話機などがAsteriskに対してREGISTERする際にはこの部分がユーザ名として使われます。

type

user,peer,friendのいずれかを指定します。friendはuserかつpeerのことです。

username

Asteriskがその相手に対して認証を要求する際のユーザ名です。電話機を接続する場合にはセクション名とusernameを同じにしておくとトラブルが少なくなります。

secret

パスワードを指定します。電話機を接続する場合には、その電話機を認証するためのパスワードになります。

host

相手先のIPアドレスを指定するかdynamicを指定します。電話機のようにDHCPでIPアドレスを取得し、REGISTERする端末に対してはdynamicを指定します。固定のIPアドレスが書かれているものはAsteriskに対してREGISTERできません。

callgroup

発信グループを指定します。

pickupgroup

ピックアップグループを指定します。コールピックアップを使用する場合、callgroupとpickupgroupを揃えないと使えません。

mailbox

このユーザが使用するメールボックス番号(voicemail.confで設定)を指定します。

参考:

qualifyオプションはIAXでも使用可能です。